「スターフォックスアサルト」は2005年2月に発売された
ゲームキューブ用ソフトで、
ゲームキューブでは2作目のスターフォックスとなりました。
(※ただし1作目は「スターフォックスアドベンチャー」なので
本編ではありません)
ゲームキューブの任天堂タイトルとしては比較的後半に
発売されたソフトですね。
今回はこちらを実際に遊んだ感想をお話していきます。
ゲームキューブ以外で遊べるの?
スターフォックスアサルトは現時点(2023年)では
他の機種に移植は一切行われておらず、
今でもゲームキューブのみでしか
(※ゲームキューブソフトが使えるWiiでは遊べます)登場していない
作品です。
任天堂タイトルは結構後々移植やリメイクもされますが、
こちらは全くそういったことがないので、
そこそこ珍しい感じもします。
久しぶりの本編!しかし…?
スターフォックスシリーズは、これの1個前が「アドベンチャー」だったため
シューティングゲームとしては
スターフォックス64以降、久しぶりの本編でした。
私も、久しぶりのスターフォックス本編ということで
(アサルトは中古での購入でしたが)、期待していましたし、
実際に購入した後も、それなりに楽しむことができました。
後に発売されたWiiUのゼロとはまた違った魅力もありますし、
全体的には良い作品であると思います。
ただ…”普通のシューティングステージ”が少なすぎるのは
かなり微妙に感じた点で、
オールレンジモードと白兵戦(普通のアクションゲームみたいなステージ)が
半数以上を占めていて、
”スターフォックスらしい普通の3Dシューティング”は、
10ステージ中3つしかありませんでした(笑)
流石にこれはちょっと少なすぎるかな…?という印象は
拭えませんでした。
スターフォックスの本質を見失っているような…
そんなイメージですね。
ただ、その点を除けばゲーム自体は楽しかったです。
(楽しかっただけに、もっと普通のステージもやりたかった、という感じですね)
ステージが大幅に減少。分岐も無くなったのは残念
スターフォックスアサルトはグラフィックも演出も
良い作品だと思うのですが
「64」と比べると大分劣化してしまった印象で、
まず、ステージ数が大幅に減少していて、
全部で10ステージしか存在していません。
また、64までのウリだった分岐もなくなっており、
完全に1本道になっています。
この点は、非常に残念な点で、
「え?分岐ないの?ステージこれだけ?」と、思ったものです。
後の「ゼロ(WiiU)」では改善されていたので、
続編で反省点が生かされていた点は素直に評価できると思います。
音楽はとても良い感じ!
↑で書いた通り、”楽しいけれど微妙な部分もある”作品ですが
個人的に音楽はシリーズでもトップクラスに好きな作品で、
後の「ゼロ」などよりもBGMは今でも耳に残っています。
スターウルフの音楽のアレンジや、
STAGE9のBGMあたりは特に印象に残っています。
サントラは出ていないようですが、
あれば欲しかったような気もするぐらいに、
個人的には良い曲であったと思います。
(メニュー画面もスターフォックスっぽくない曲ですが
個人的には良かったです)
ストーリーはどんな感じ?前作を知らなくても大丈夫?
ストーリーは「初代⇒64⇒アドベンチャー」に続いたストーリーに
なっています。
外伝のアドベンチャーの要素まで途中で入ってくるので
ちょっと”シリーズ初挑戦”だと分からない部分も
多そうなイメージでした。
(初挑戦の方は初代か64、WiiUのゼロ・ガードが良いと思います)
ストーリー的なハードルは少し高めです。
内容自体は未知の敵「アパロイド」との戦いを描く作品で、
ストーリー自体は(私は過去作品もプレイ済みなこともあり)
十分に楽しめた作品でした。
シリーズの中ではストーリー演出にはなかなか凝っていたような
そんな印象を受けます。
隠し要素は少し寂しい感じも
64と比べると隠し要素も少し寂しい感じで、
スペシャルフラッグを収集していくやり込み要素はありますが
解放されるおまけ要素がナムコのレトロゲーム(開発元が本作はナムコです)を
遊べるというもので、
私は”既に遊んだことがある作品”も多かったので
少し微妙に感じました。
いつものように”ゲーム本編的なおまけ”があまりなかったために
そう感じるのかもしれません。
⇒隠し要素の解放条件については
以前書いたスターフォックスシリーズ全作品の隠し要素・裏技の
記事のほうを参考にしてみてください。
ラスボスネタバレ!ラスボスは誰?
スターフォックスアサルトのラスボスは
「アパロイドマザー」という敵で、
本作初登場の「アパロイド」の親玉です。
第1形態と第2形態が存在しており、
第1形態はオールレンジ、第2形態は強制スクロールの状態での
戦いになりますね。
個人的にはそこまで強い印象は受けませんでした
(アンドルフの方が強い感じです)
ストーリー上はアンドルフ以上に恐ろしさを感じましたが(笑)
スターフォックスアサルトの売上は?
スターフォックスアサルトの売上は
日本国内でおよそ19万本、全世界で108万本と
言われています。
スターフォックスシリーズとして考えると
前作の「アドベンチャー」が32万本、
シューティングとしての前作「64」が64万本であったことから
かなり落ちてしまっていますが、
シューティングゲームとして考えると2005年時点では
かなり高い数字を誇っているので、
何とも言えない部分ではあります。
ただ、この後のコマンド、ゼロ、と
更に売上を落としているため、
若干先行きが心配なシリーズであるのも事実です。
私としては好きなシリーズなので
続いてほしいところですが。