「リアルタイムバトル将棋」は
ターン制を廃止した
新感覚の将棋ゲームです。
次々と自分の駒を動かして行って
相手の王を取れば勝ちになる、という
リアルタイムストラテジー要素のある
将棋ゲームになっています。
今まで色々な将棋ゲームが発売されてきましたが
これは珍しい作品ですね…!
こちらの感想をお話していきます。
発売機種とバリエーション
リアルタイムバトル将棋は
ダウンロード専売のソフトで
パッケージ版は発売されていません。
2019年3月にニンテンドースイッチ版が配信され、
その後、2019年の6月にはプレイステーション4版も
配信となりました。
2つは基本的な内容は同じですが、
スイッチ版は携帯モードで遊べたり(もちろんTVでも)、
PS4版はトロフィー機能があったり
機種による内容差は存在しています。
また、2020年1月には
ニンテンドースイッチ向けにオンライン対戦に
対応したバージョン
「リアルタイムバトル将棋オンライン」も
ダウンロード配信されました。
こちらはオンライン対戦に対応したバージョンですね。
なお、私が遊んだのは
ニンテンドースイッチの最初に発売されたバージョン
(オンライン対戦がないもの)になります。
感想などは、それに準じたものになりますので
ご了承下さい。
アイデアが凄い将棋ゲーム
ターン制を廃止する…
これは、純粋に面白いアイデアですね…!
ありそうでなかった感じです。
将棋ゲームもいくつか遊んだことがありますが
こういうのは、私は遊んだことがありませんでしたし、
これはこれでしっかりゲームとして
成り立っているので、
アイデア的にはすごく良い感じの作品です。
案外、ゲームバランスもしっかりしていて
将棋でありながら将棋ではないような
そんな感じの作品ですね。
動作や見た目も快適
動作に関しては非常に快適な印象です。
最初、ゲームを開始する際だけ
少しロードがありますが、他は
ほとんどロードを感じさせないような
作りでサクサクとプレイすることができます。
ゲーム中の動作も素早くサクサク
動いてくれて、特に動作の処理落ちだとか
そういったことも見当たらないので、
その点も良いのではないでしょうか。
ストレスを感じるような作りではないですね。
グラフィックは将棋盤だけですが
見やすく、また、将棋盤のデザインも
4種類ほど用意されているので、
見栄え的にも良い感じです
(個人的には左から2番目のやつ(名前は特にない…)が
一番のお気に入りです)
一人プレイオンリーだと…
オンライン版であればともかく、そうでない場合、
一人プレイオンリーだと、すぐに終わってしまう…というのも
残念ながら事実です。
対戦プレイはありますが、対戦しない場合
一人でやることと言えば、コンピューターと対局
していくだけですが、
対戦相手を解放後(対戦相手はすぐに揃います)は
特にアンロックされるような要素もなく
やりこみ要素に乏しい、というのは残念なところですね。
ゲームの素材が良いだけに、この点は
もったいないと感じました。
プレイステーション4版であればトロフィーが
あると思いますから、ある程度のやりこみは
できるとは思うのですが
私の場合はニンテンドースイッチ版なので、
一人プレイ、という点だけに目を向けて
考えてみると、かなり要素は少ないです。
永遠とただ、コンピューターと対局
していくだけになってしまいますから
モチベーションの維持は難しいでしょう。
(一応ポイントはたまっていきますが…)
対戦は盛り上がる
対戦を実際にやってみましたが
対戦はなかなか盛り上がる感じですね。
”相手がいれば”面白いはずです。
将棋、ということで抵抗がある人も
いるかもしれませんが
本物の将棋があまり好きではなくても
人によっては楽しめるのではないかな、
という印象ですね…!
私は、オンライン対戦版ではないほうなので、
オフラインでの対戦でしたが
たのしめました。
(↑で書いた通りひとりプレイモードは
ただ対局するモードしかなく、
ストーリーとかもないので、
対戦メインなゲームになるはずです)
一人で遊ぶなら、オンライン版のほうが
いいかもしれません。
(オンライン環境は必要ですが)
モードは少ない
最初に貼り付けた私が撮影した
タイトル画面の写真を見ていただけると分かると思いますが、
モードが少ないです。
一人で遊ぶ場合、実際のところ
「一人で対局」だけです。
その中に色々なモードがあるわけでもなく、
対局相手を選んで対局開始、というだけですね。
何らかのやりこみ要素を簡単にでも良いので
入れてモチベーション維持ができるような仕組みが
あれば、かなり良いゲームになったのでは?と
思うだけに、この点は残念だったりします。
ストーリーはありません
ゲームのスクリーンショットなどを見ると
アニメチックなキャラクターを確認できると
思うのですが、
あれはただ単に対局相手として
存在するだけで、
ストーリーとかがあるわけではありません。
単に、対戦相手がいる、というだけです。
対局中にセリフが小さく表示されてますターン性が
ボイスとかもありませんし、
昔の将棋ゲームであったような
”とりあえず対戦相手の顔が出てる”ぐらいの感じです。
まぁ、私は将棋ゲームとかに
キャラクターの個性とかを求めたりはしないので
良いのですが一応勘違いする人もいそうなので
ご紹介しておきました。
キャラより、モードが欲しかったなぁ…というのが
個人的な感想です。
アイデアは良いけど、内容は薄い…
そんな感じですね!
〇他の将棋ゲームのレビュー〇
・最強羽生将棋
N64向けに発売された将棋ゲームです。
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