「アルティメットフィッシングシミュレータ」は
ニンテンドースイッチなどに配信された
釣りゲームです。
色々なロケーションで釣りを楽しむことができる
作品になっています。
こちらを実際に遊んだ感想を
お話していきます。
シミュレーターというより、普通の釣りゲーム
最近では、レースゲームにも
シミュレーターと名前がついていたり、
”このゲームまで無理にシミュレーターという名前をつけなくて良い気がする…”
という作品にまで、シミュレーターという名前がついていることが多く
〇〇シミュレーターというゲームが増えていますが、
この作品も、実際に遊んでみると、シミュレーターというより
昔から色々な機種に存在する”普通の釣りゲーム”という印象です。
特別な感じではなく
”ごく普通の釣りゲーム”として考えると
分かりやすいかな？という印象ですね。
ただ、ゲームとしてはつまらない、ということではなく
無難に遊ぶことができますし、
ボリュームとしても、それなりにちゃんと作られている
作品ではあります。
ロケーションはアイテムは豊富
釣りゲームの中では、ロケーションやアイテムは
豊富な印象で、
ゲーム内のレベルを上げて、ゲーム内のお金でアンロックすることで、
どんどん釣りのできる場所が増えていきます。
どの場所も、自由に動き回れる（そこまで広くはないですが）のも
個人的には好ポイントで、
レジェンダリーフィッシングやTHEバスフィッシング（Switch）なども
ある程度は移動できましたが、
移動に関してはそれらよりも、さらに自由度が高い印象です。
アイテムに関してもなかなか種類が豊富で、
要素の量としては、近年の釣りゲームの中でも
なかなかの量になっているように感じます。
全体的に淡々とした印象はある
演出面やBGMなどは全体的に淡々としている印象で、
グラフィックの色合いも全体的に派手さはないために
かなり”地味”な印象を受けます。
上でも書いた通り、ロケーション内を自由に移動することが出来たり、
エサの種類など、アイテム類もそれなりに豊富に用意されていたりと、
基本的なゲームの部分は悪くはありませんが、
演出面などはかなり地味になっているため、
無心でずっと釣り続けるような、
そんな作業感が出てきてしまう一面はあるように感じました。
アンロックに結構時間がかかる
ゲーム内では新しい釣り場の解放に
指定レベルへの到達と、ゲーム内でのお金が必要になりますが
どちらも結構魚を釣らないと、必要な数に到達せず、
全てアンロックするにはかなりの時間が必要です。
ただ、釣りのゲームはどうしても作業的になりやすいですし、
前述の通り、演出面が結構地味な感じがあるために
このあたりは作業感が”かなり”強い感じになります。
作業ゲーでも大丈夫、という人でないと
全てのロケーションの解放は難しいかな？という印象は受けましたね。
特にお金は、アイテム類の購入などでも使っていくので、
釣りのロケーション解放に関しては
”お金はナシでレベルだけが条件で良かったのではないか”と
思ってしまう感じでした。
ストーリーは特になく、キャラも登場しない
個人的には釣りゲームにストーリーや
キャラクターは必要ないと思っているので、
この点は私としてはプラスなのですが、
人によっては逆の考えの人もいると思うので記載しておくと、
アルティメットフィッシングシミュレータには
特にストーリー描写は一切なく、
人間のキャラクターも一切登場しません。
NPC的なキャラクターも存在しないので、
完全に人のいない世界で淡々と釣りを繰り返すような
感じになっています。
この辺りは”それがいい”と言う人もいると思いますし
”それだと寂しい”と感じる人もいると思いますので、
個人の好み次第、というところになると思います。
ロードは少し長め
私自身はロード時間は長くても、
その間に他のことをやるので個人的な評価の
マイナスにはなりませんが、
スイッチのダウンロードソフトの中では
それなりにロードが長いように感じました。
特に最初のゲーム開始時のロードは長いですね。
釣り場に行くとその後はロードは特に入らない
（釣り場から出れば入りますが）ので、
ロードの頻度としては多くはありませんが、
人によっては、最初のロードなどで
ストレスを感じることは、場合によってはあるかもしれません。
メニューのカーソルが少し操作しにくい
ステータス画面のカーソルが少し操作しにくい印象で、
思った場所になかなかカーソルが合わさらないようなことが
多い感じでした。
項目自体が多すぎるせいか、
十字キーを押しても、思った通りのところに進まなかったり、
今どこにカーソルが合っているのかが、イマイチ分かりにくい部分が
あったりして、ちょっとこれは操作しにくく感じましたね。
もう少し”分かりやすく”表示されていると
より良かったのではないかと思います。
日本語対応は〇
最近ではシミュレーター系のゲームでも日本語非対応のゲームが
それなりにあり、結構文字を読んだりしないといけない
ゲームなので、困ることもありますが、
この作品は日本語に対応しています。
このゲーム自体はシミュレーターというよりただの釣りゲームでは
ありますが、メニュー画面や操作方法など
文字を読む必要がある場面が結構多いので
日本語に対応してくれていたのは純粋に助かりました。
（英語だけだったら結構プレイは大変のような感じがします）
ローカライズに関しても意味はちゃんと伝わるので、
大きな問題は感じませんでした。
