「ディープダイビングアドベンチャー」は
2020年にニンテンドースイッチ向けに配信された
海中散策アドベンチャーゲームです。
主に、海中で宝探し(ゴミ拾い)を
していく感じのゲームですね。
こちらを実際に遊んだ感想を
お話していきます。
※攻略記事もあります!
攻略は⇒ディープダイビングアドベンチャー 徹底攻略をご覧ください!
こちらの記事では感想を中心にお話していきます。
海中でひらすら宝探しをするゲーム
基本的な内容としては
海中に配置されたお宝を回収していき、
一定量のお宝を回収すると次のマップが解放されて…を
繰り返していくゲームです。
危険な生物(サメなど)との遭遇や、
一部謎解きのようなイベントもありますが、
ゲームの大半は、海の中に落ちてる宝をひらすら
拾っていくゲームです。
魚との触れ合いなどの要素はあまりなく、
汚染された魚を銃のような装備で除染するような
作業をするぐらいで、
海中を散策するゲームの中では魚との触れ合いの部分は
あまり重視されていない作品ですね。
それなりにボリュームがあって遊べる
ダウンロード専売のソフトではありますが、
それなりにボリュームがありますし、
マップもそれなりに広いので、
結構遊べるゲームです。
色々粗い部分もありますし、
かつて発売されたWiiの「フォーエバーブルー」シリーズや
PS3の「アクアノーツホリディ」などと比べると
ボリュームは見劣りしてしまいますが、
海中散策系のゲーム自体、貴重な存在ですし、
個人的にはなかなか楽しめた作品でした。
同じことの繰り返しなので作業感は強まる
マップはそれなりの数、用意されていますが
基本的に”やること”は、どのマップでも
宝探し(宝の種類も少なく、同じものをずっと探すイメージ)と、
魚の除染作業で、あまり他にやることがないので、
エンディングを迎える前に、作業感は非常に強まるゲームです。
全ての宝などを見つけてコンプリートを目指すと
それなりの時間遊ぶことはできますが、
”作業ゲー”な部分もあるので、飽きやすい人には
注意が必要かな?という印象でした。
また、マップに関しても
種類はあるのですが”どこのロケーションも結構似たような感じ”なので、
この辺に関しては、もう少し個性(宝の種類も含め)が
あればいいような感じはしました。
ストーリーはほぼないようなもの
ストーリー要素はほとんどなく、
アダムス教授というナビゲーターキャラが登場する以外、
人間は登場しません。
また、ストーリーも”とりあえず宝を探す”的なもので
あってないようなものなので、
ストーリー重視の人は注意するようにしてください。
この「アダムス教授」も、急に敬語になったりして
(これはローカライズの問題なのかも?)
少し不思議な感じです(笑)
(それまでフレンドリーな感じで話しかけてきていたのに、
急に事務的に「~~して下さい」みたいな感じになったりして
ちょっと怖いです笑)
エンディングもかなり”あっさり”です。
3D酔いする人は注意した方がいい
私は3D酔いしないので、
私自身の評価には関係ありませんが、
遊んでいて「3D酔いする人はきつそう」という印象を
強く受けました。
ゲーム自体、主観視点ですし、
お宝を探して結構あちこち移動したり、
また、ぐるぐる回転したりもするので、
3D酔いをする人は結構酔ってしまうのではないかな…?という
印象を受けました。
もしも自分自身が3D酔いするかも…という場合は
先にPVなどでどんな動きをするのか、
確認しておいた方がいいかもしれません。
やり込み要素はそれなりに充実
ゲームをクリアするだけで10時間前後はかかりますが、
(私はスイッチのプレイ時間記録を見る限り11時間ぐらいでした)
その後も、各ロケーションのお宝を全て集めようとすれば、
さらにプレイ時間が増えるかと思います。
(お宝は一定数集めれば先に進めるので、
全部見つけなくてもエンディングにたどり着けます)
また、プレイヤーキャラの成長要素もあり、
こういうところも、やり込む要素の一つにはなるかと思います。
魚図鑑のようなものはないですし、
他の海中散策ゲームと比べると要素は少な目ですが、
ダウンロード専売のフルプライスではないソフトと考えると、
十分にその内容は充実しているように感じました。
エンディング考察!謎の結末の意味は?
最後には、これまでに集めたミステリーアイテムと呼ばれるものを
3つはめると、突然謎の光が現れ始めて、
プレイヤーがギミックを解くとエンディングになります。
この際に、人魚が急に飛び出してきて、
人魚に(乱暴に?)引っ張られる感じで
人魚が出て来た場所に引きずり込まれるような描写が描かれます。
それでスタッフロールに突入し、後は何もなくタイトル画面に
戻ってしまうので、エンディングは「???」な状態のまま
終わってしまう感じですね…笑
最後の人魚の意味を解釈すると、
一つは、主人公を隠された秘密の場所のようなところに導いてくれている…
という好意的な解釈、
もう一つは、主人公に敵意を持って海中深くに引きずり込んでいるという
悪意のある解釈ができますが、
個人的には、何となく”後者”のような気がします。
主人公とアダムス教授は海中のお宝を探し求めて
各所の海にダイビングしていましたし、
海に住む者たちからすれば”海を荒らしている”存在になりそうですし、
最後、人魚が出て来た時も、どうも乱暴に掴まれて
無理矢理引きずられているように見えるので、
私は”海を荒らす者”として、主人公が海底に引きずり込まれてしまったかのような…
そんなエンドのように感じました。
(人魚から好意的な雰囲気は感じませんし…笑)
まぁ…伝説のお宝の在り処に案内してくれているのかもしれませんが…笑
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