「Checkers Minimal」は、
ニンテンドースイッチ向けにHook GAMEより配信された
チェッカーゲームです。
ごく普通の「チェッカー」という感じで、
非常にシンプルな内容の作品ですね。
こちらのタイトルを実際に遊んだ感想を
お話していきます。
「普通」のチェッカーゲーム
テーブルゲームの「チェッカー」を
楽しむことのできるゲームで、
それ以上でも、それ以下でもないゲームですね。
THEチェッカー、という感じです(笑)
特別なボードや駒が用意されているようなこともなく、
ストーリーや、隠し要素の解放、
CPUとの対局を行いながらクリアを目指すモードなども
存在していません。
純粋に”対局するだけ”に振り切った
チェッカーゲームです。
CPUとの対戦は「対戦するだけ」
CPUとの対戦は当然可能ですが、
ただ単に「対戦するだけ」で、
例えば、CPUのレベルごとに「勝利するとクリアマークがつく」とか、
そういう要素は一切ありません。
アンロックされる要素なども特にないので、
”本当に遊ぶだけ”という状態ですね。
例えば、対戦相手の名前とか、そういうキャラクター的なものは
別になくてもいいと思いますし、
私も求めていませんが、
レベル001、レベル002、のようにレベルが用意されていて、
勝つと「この相手に勝ちましたよ」というマーク(クリアマーク)が
つくようになっていれば、かなりプレイのモチベーションも
上がると思います。
が、そういう要素が一切ないので、
”本当にただ遊ぶだけ”で、
よほどチェッカーが好きでもない限り、
すぐに飽きてしまうと思います。
同社(Hook)の他のゲームは(他はパズルですが)、
シンプルながらクリアマークがちゃんとつき、達成感を
感じられる作りになっているので、このゲームにも
そういった要素を入れておいてくれればよかったかな?と
個人的には感じます。
一応オンラインもある
一応、オンライン対戦も用意されているので
この点は低価格のゲームであることを考えると
評価はできます。
ただ、以前、ウィンドウズのパソコンにも
「インターネットチェッカー」というゲームが
無料で入っていて(今も入っていたかどうかは忘れました)、
無料でオンライン対戦できたことを考えると
まぁ…別に凄いことでもないのかな…?とも思います(汗)
ちなみに、ローカルでの対戦も可能です。
(私はやってないですが、一応できます)
デザインは良く言えばシンプル、悪く言えば味気なし
ゲームのデザインは
良く言えば非常にシンプルで、
例えば同じスイッチで配信されている
「ファンタジーチェッカー ⇒レビューも参考にどうぞ」は、
ちょっとおしゃれな感じのデザインの盤が用意されていましたが、
今回、感想を書いているこちらのゲームは、
”かなりシンプルな感じの画面”になっています。
(本物のよくあるチェッカー盤よりもシンプルな感じですね)
ただ、悪く言うと”味気が全くない”ので、
そう言った点では好みが分かれるかもしれません。
個人的にはシンプルでも、遊び心があるタイプでも、
どっちにも良い部分はあると思いますが、
シンプル形式なら、せめて「普通のチェッカー盤」みたいな
画面にしておいてほしかったような気もします。
音楽は環境音…?
ゲーム中のBGMは何故か
環境音みたいなものがかかっています(笑)
チェッカーの雰囲気と全く合っていないような気がしますし、
そもそもPVでは別の音楽が流れていた気がするのですが、
(※PVでは同じHookから発売されたパズルゲーム「勾配」の曲が流れていました)
実際にゲームを起動してみると、
まるで山林にいるかのような環境音が流れ始めます。
別にこれは評価マイナスにはなりませんが、
ゲームのメインBGMに「環境音」はなかなか見ないので、
ある意味驚きました。
(※以前スイッチで遊んだ別メーカーの「アクセス不可」というパズルゲームも
雨の環境音でしたが笑)
ルールは理解していることが前提
ゲーム内ではチュートリアルや
ゲームの説明を見れるモードなどは存在していないので
「チェッカーのルールを知っている」ことが前提と
なっています。
「チェッカーは知らない」という状態で買ってしまうと、
”自分でネットで調べる羽目”になるので、
その点は注意しましょう。
まぁ…とは言え、
チェッカーのルールなんて、ネットにいくらでも
書かれているので、
読めばわかるとは思いますが、
ゲーム内には説明はないので、
ゲーム内でルールの部分まで分からないと嫌だ!
という場合は、回避した方が良いでしょうね…。
日本語非対応!プレイへの影響は?
本作も、日本語には対応しておらず、
英語表記になっています。
(※いつも書いていますがダウンロードソフトでは
”よくあること”で、これ自体は珍しいことではありません)
で、実際にゲームをプレイしてみると、
一度チェッカーを始めてしまえば
もはや文字を読む必要はありませんし、
ストーリーがあるわけでもないので、
プレイ自体に大きな支障を感じることはありません。
ただ、対局前の設定のところで、
多少の文字が出て来るので、
英語が分からないと、それが分かりにくく、
手探りで設定するような感じになってしまうかもしれないので、
そこだけは若干不便な点ではありますね。
とは言え、設定項目がそこまで多いわけではありませんので、
何とかなるレベルだと思いますし、
仮に英語が一文字も読めなかったとしても、
大きな問題が生じる可能性は、低いと思います。