「遊戯王デュエルモンスターズ8 破滅の大邪神」は
ゲームボーイアドバンス向けに発売されたタイトルで、
遊戯王のナンバリングタイトルとしては
これが最後の作品となったタイトルです。
(※この後も遊戯王のゲームは出ていますが「9」…と番号が
続くことはありませんでした)
こちらを実際に遊んだ感想をお話していきます。
遊べる機種は?
「遊戯王デュエルモンスターズ8 破滅の大邪神」を
遊ぶことができる機種は下記の通りです。
・ゲームボーイアドバンス
・ニンテンドースイッチ(※遊戯王アーリーデイズコレクションに収録)
スイッチ版は「遊戯王アーリーデイズコレクション」に収録されていて、
単体では購入できません。
スイッチ版の場合は、最初からカードを全てアンロックしたり、
どこでもセーブ・ロードや巻き戻し機能など、より便利に遊べるように
なっています。
※私が遊んだのはSwitch版となります。
オリジナルストーリーを楽しめる作品
本作は原作のバトルシティ編が終了したあとに
起きたとされるオリジナルストーリーを楽しめる作品です。
漫画でもアニメでも見れない内容なので、
原作やアニメを見た私としては興味深く楽しめる内容でした。
「原作の過去キャラが中心」だったりと
”いかにも漫画・アニメのゲーム版オリジナルストーリー”という感じの
ストーリーではあるのですが、
それでも、それなりに楽しむことはできました。
なお、アニメ版のオリジナルキャラが出てきますが、
アニメ版のその後の展開と少し食い違っていたり(ペガサスの扱い)、
かと言って、原作漫画とも少し食い違っているので、
あくまでもifとして楽しむと良いかと思います。
ちなみに、一応「7」からの続きになっている感じで、
主人公(プレイヤーキャラ)は、遊戯たちと予め知り合い扱いになっています。
(ただ、原作やアニメのどちらかを知っていれば
7は未プレイでもゲーム的には問題ありません)
ルールとマナーを守らないでデュエル!
本作のCPUはとにかく”凶悪”で、
ルールを完全に無視して、デュエルを挑んできます(笑)
何の理由もなく、自分(CPU)だけ、ライフポイントが1万を
超えていたり(自分は8000)するので、
かなりシュールですね笑
原作や漫画でも、”タッグデュエルだから俺たちのライフは2倍だ”みたいな
キャラはいますが、
このゲーム版では”何の理由も言い訳もせずに平然とライフポイント1万越え”
だったりするので、かなり笑えてしまいます。
終盤では制限カードも平気で積んでいるなど、
もはやルールを無視し放題です。
もちろん、難易度もその分高いです(笑)
なぜかLPが回復しない。これは闇の決闘か何か?
プレイヤーのLPは何故かデュエルをするごとに
回復せずに、デュエルで5000まで削られたりすると、
次のデュエルでも回復せずに5000からスタートします。
普通、デュエルごとに8000まで回復するはずですが、
何故か本作のデュエルは闇の決闘か何かなのか、
自分の命が削られているかのように、
自宅(ゲーム内の)ベットで休むまで
ライフポイントが回復しません(笑)
RPGゲームっぽさを出したかったのだと思いますが
ライフポイントは普通に回復してもいい気がしますね…。
難易度は非常に高い
前述の”平気でルールを無視してくる”と言う点もそうですが、
相手デュエリストに勝利した際の報酬も
何故か非常に低く設定されているため、
ゲームとしての難易度は”非常に高い”作品になっています。
なかなかデッキの強化もできず、
相手はルール違反上等という状態で、
地獄のようなデュエルを楽しむ(苦しむ?)ことが
できる作品です…。
ただ、Switch版のアーリーデイズコレクションでは
最初から全てのカードを解放したりすることもでき、
”ルール違反にはルール違反を!”と言わんばかりに
相手を蹴散らすこともできるので、
ストーリーだけを見たい場合などは、
スイッチ版で遊んだほうがいいかもしれません。
特に終盤は難易度が高く、
相手も平気でルール違反を繰り返すので、
かなり過酷な戦いになります。
(ラスボスも強いです)
マップの扱いが不思議
作中では遊戯たちが「海外」に行く場面も
結構あるのですが、物凄く短時間で行って戻ってきているような
感じになっていて、これもなかなかシュールです。
普通のノリで「海外に行け」と言われて
何の疑問も抱かず、普通に海外にすっ飛んでいく遊戯たち…
一体何者なのでしょう?笑
ついでに、まだ親と同居しているであろう年齢のはずの
ダイナソー竜崎やらインセクター羽蛾が普通に
海外にいるのも笑いを誘います。
海外じゃなくて、その辺の海岸とか、草地でも
良かったような気もしないでもないです。
(この部分はライフポイントと違って、笑えるので
別に全然良いのですが)
デュエルは、OCGとは異なるルール
遊戯王のゲームは、5と6で、遊戯王OCG(当時)
ベースのルールになりましたが
前作にあたる7からはまたゲーム独自の
簡易的な内容になりました。
この8でも、7と同じように
OCGベースではない独自のルールが採用されているので、
OCGを遊んでいると少し戸惑うこともあるとは思いますが
ルール自体はそこまで難しくない
(むしろ、シンプルになっている)ので、
”ルールが分からない!”というようなことには
ならないとは思います。
ただ、遊戯王OCGを純粋にゲームで楽しみたい人には
”全然別物”なので、その点に関しては
注意をするようにしてください。