ゲームボーイで発売された
「遊戯王デュエルモンスターズ」は、
遊戯王のゲームの第1弾として発売されたタイトルです。
シリーズ第1弾ということもあり、
非常に”悪く言えば”雑な感じもある内容ではありますが、
当時はヒットを記録した作品です。
こちらを実際に遊んだ感想をお話していきます。
遊べる機種は?
初代「遊戯王デュエルモンスターズ」を
遊べる機種は下記の通りとなっています。
・ゲームボーイ
・ニンテンドースイッチ(※遊戯王アーリーデイズコレクションに収録)
基本的な内容は同じですが、
Switch版の方はアーリーデイズコレクション側の機能で、
最初から全カードをアンロックしたりすることができます。
※私は両方ともプレイしました。
OCGとは異なる「力押し」のデュエル
初期の遊戯王のゲームは、
OCGとは異なるルールになっていて、
OCGに存在する遊戯王カードでも、
効果などが全く異なります。
また、生贄召喚・リリースも必要なく、
いきなりブルーアイズや、
グレートモスを召喚したりすることもできるために
とにかく”力押し”が重要になる内容ですね。
カードの効果もOCGとは大幅に異なっているものも多く、
魔法カードの「火炎地獄」は
相手ライフポイントに5000のダメージを与えるという
あまりにも強力な効果になっていて、
笑ってしまいました(笑)
ストーリーはナシ。原作のキャラと対戦していく
ストーリー演出はなしで、
後の遊戯王デュエルモンスターズ7や8のような
展開はありません。
一応、対戦相手となる原作キャラクターたちと
デュエルの前とデュエルの後に少し会話があるぐらいで、
それ以外にはストーリー的な演出はないので、
純粋にデュエルを繰り返すような、そんな作品になっています。
なお、この作品の登場当時は、
まだ原作は「決闘者の王国」の段階であったために
登場するキャラクターは決闘者の王国編のキャラクターが
中心になっています。
ちなみに、ゲーム内の終盤で、
原作32巻から登場したシモンがいち早く登場していますが、
これは、シモンは元々ゲームオリジナルキャラクターとして登場し、
後から原作の方に登場したキャラクターであるためですね。
戦略性はない
本作のデュエルは”とにかく強いカードを放り込んだ者勝ち”の
状態で、実際の遊戯王OCGのような戦略性はありません。
どちらかと言うと、原作初期のころに描かれた
”滅茶苦茶な感じの決闘”をそのままゲームで体験できるような、
そんな感じになっています。
良くも悪くも、”デッキにどれだけ強力なカードを放り込めるか”が
鍵になっている内容で、
デッキに強いカードを大量に積み込んであれば、
戦術など何も考えずに、ボタンを連打しているだけで
勝てる可能性も十分にありますし、
逆に、デッキのカードが十分に揃っていない場合、
どんなに頭を使ったり、戦術を練ったりしても
絶対に相手に勝つことはできない…
そのような形のゲームになっています。
なので、戦略性としてはほとんどなく、
かなり雑な感じではあるので、
ゲームとしては今、改めて遊ぶと
かなり雑な印象を受けるとは思います。
カードの入手条件が一部難易度が高すぎる
Switch版で遊ぶ場合は
カードのアンロック機能がコレクション側についているので
問題ありませんが、
ゲームボーイで遊ぶ場合、かなり解放条件が難しい
(中にはソフトを複数本購入しないといけないような
鬼のような条件のものもあります)ので、
この点は注意が必要です。
実際に私も随分前にゲームボーイ版も遊んでいますが
カードの入手は諦めてサッと遊ぶ感じに
留めていました。
(コンプリートを目指すとかなり苦痛な入手条件の
カードがあるので、ゲームボーイ版で遊ぶ場合は
そこまでやり込まずに軽く遊ぶ感じが良いと思います)
一方、Switch版(アーリーデイズコレクション)では、
カードを全開放する機能もあるので、
そういったストレスなどは感じにくい作りには
なっていました。
今、わざわざ遊ぶのは…
遊戯王カードのゲームではありますが、
”遊戯王OCG”のゲームではないので、
”今の遊戯王カード”を遊んでいて、
そのゲームだと思って今から遊ぶ必要は
ないかと思います。
カードの収録枚数も、遊戯王のゲームの中では
かなり少ないですし、
OCGとはまるでルールが違います。
また、ゲームとしてもカードのパワーバランスが
滅茶苦茶であるのも確かで、
とにかく勢いで遊ぶような感じのゲームになっており、
”当時、遊んだ人”が、思い出を振り返りながら遊んだり、
原作遊戯王の熱狂的なファンだったりしない限りは、
なかなか純粋に楽しむのは難しいと感じる内容です。
なお、私は原作遊戯王は漫画もアニメも全部読んだので、
懐かしむ意味で(Switch版のほう)購入して
改めて一通り遊びました。
今から遊ぶとなると、やはり、あくまでもファンアイテム的な
遊び方になると思います。
隠し要素・裏技・ラスボス情報
隠し要素・裏技、ラスボスの情報をご紹介します。
〇隠し要素・裏技は?
ゲーム版遊戯王の隠し要素・裏技に関しては
以前書いたゲーム版 遊戯王シリーズ全作品の隠し要素・裏技まとめの
記事の方に記載しているので、そちらの方を参考にしてみて下さい。
〇ラスボスは?
ラスボスは原作の「決闘者の王国編」のラスボスでもあった
ペガサス・J・クロフォードです。
ペガサスを5回倒すとエンディングとなり、
一旦のゲームクリアとなります。
この頃の遊戯王のゲームは、ペガサスがラスボスなことも多いですね。