ゲームボーイアドバンス向けに発売された
「遊戯王デュエルモンスターズ5 エキスパート1」を
実際に遊んだ感想をお話していきます。
遊戯王のゲームのナンバリングタイトルとしては
初めて”ゲームボーイアドバンス”にハードを移した作品で、
また、デュエル系のゲームでは
初めてOCGのルールにちゃんと合わせた内容の作品となっています。
こちらを遊んだ感想などをお話していきます。
遊べる機種は?
「遊戯王デュエルモンスターズ5 エキスパート1」を
遊ぶことができるハードは現時点では
下記の通りとなっています。
・ゲームボーイアドバンス
・ニンテンドースイッチ(※遊戯王アーリーデイズコレクションに収録)
基本的な内容自体は同じですが、
アーリーデイズコレクション版の場合は、
巻き戻し機能や、クイックセーブ・ロードなど
アーリーデイズコレクション側による機能を利用することができます。
※私が遊んだのはSwitch版(アーリーデイズコレクション版)となります。
OGCのルールが採用された
遊戯王のゲームは、この作品が発売される前にも
”デュエル”のゲームは複数出ていましたが
いずれも実際にカードゲームとして展開されている
「遊戯王OCG」とは異なるルールになっていて、
結構力押しになる内容でした。
が、本作では初めて遊戯王OCGのルールが採用されて、
ちゃんと”当時の”遊戯王OCGがゲームで堪能できるようになっています。
ただ、あくまでも”当時の”遊戯王OCGがベースなので、
現代の遊戯王OCGや後に登場した遊戯王ラッシュデュエルとは
かなり別物なので、その点は注意して下さい。
ゲームのテンポは悪い
デュエルのテンポは全体にスローな感じで、
相手の思考時間が長い、とかそういうことはないのですが
演出が1個1個遅いです。
早送りする機能もありますが、それでも遅いので、
ゲームの特性上、何度もデュエルを繰り返す必要がある内容ですから、
もう少しテンポよくデュエルできるように
作られていた方が良かった感じはしますね。
私はアーリーデイズコレクションで1~4など、この作品よりも
前の遊戯王もまとめて遊びましたが、
それまでの遊戯王と比べるとOCGルールになったこともあってか、
かなりテンポは悪くなっているのは事実だと思います。
この点は人によってはかなり気になる部分になってくるかもしれません。
ストーリーは無し。デュエル前後に会話あり
これまでの遊戯王シリーズ通り、
ストーリーは基本的には存在せず、
デュエル前と後にそのキャラクターと会話するぐらいに
なっています。
これは、初期の遊戯王のゲームと同じですね。
原作も、このゲームが発売された当時は
バトルシティ編に進んでいたこともあって、
グールズのデュエリストたちなども登場しています。
デッキ構築はやりやすくなった
デッキの構築はそれまでの遊戯王のゲームとは異なり、
デッキキャパシティの要素がなくなったので、
より自由に構築できるようになった印象です。
また、サイドデッキの概念なども登場したので、
この点もよりやりやすくなっていますね。
実際のOCGのルールになったこともあって、
OCGと同じような感覚でデッキ構築ができるようになったのは
良い点だと感じます。
モードも豊富に
モードもそれまでの遊戯王のゲームと比べると
豊富になっていて、
D-TACTICSモードはこのゲームならではの内容ですね。
こういった詰めデュエル的な問題集ゲームがあっても
(流石にそれだけだとあまり売れないとは思いますが)
たまには面白いかもしれません。
(遊戯王のゲームの売上が全盛期のうちなら、出すことが
できたかもしれませんね)
CPUも多少賢く
まだ、変な動きをすることもありますが
CPUも、ゲームボーイの頃の遊戯王と比べると
大分賢くなった印象です。
ただ、賢過ぎて、裏側守備表示で召喚したモンスターを
まるで”知っているかのように”
守備力が高いモンスターだと攻撃してこなかったりと、
CPUならではの”カードをカンニングしている…”感じは少しありますね(笑)
特典カードは鬼の仕様
私はSwitch版で遊んだので直接関係はありませんが
ゲームボーイアドバンス版発売当時は、
”特典カード5種類のうち、ランダムで3種類が封入”という
鬼の仕様でした。
もし全部集めようとすると同じゲームソフトを複数購入させられる上に
最悪の場合、2本買ってもカードが重複してしまって
全部揃わない可能性もあった…ということですね。
流石にこれはあまりにもひどい気がしますし、
これ以降(デュエルモンスターズ6以降)は改善されているので
改善されて良かったとは思います。
(ただ…スイッチのアーリーデイズコレクションも
これは記念的なカードとは言え、2種類のうち1枚封入になっていて
この頃のシステムに戻ってしまっているのは少し気になります笑)
隠し要素・裏技・ラスボス情報
隠し要素・裏技、ラスボスについて解説していきます。
〇隠し要素や裏技は?
ステージ5のデュエリストたちは条件を満たすことで解放されるほか、
購入できるパックも条件を満たすと解放されていきます。
詳しくは⇒ゲーム版 遊戯王 全作品の隠し要素&裏技のページで
解説しているので、そちらをご覧ください。
〇ラスボスは?
ストーリーは存在しませんので、ラスボスという概念はありませんが
隠しステージを除く最終ステージのデュエリストはそれぞれ
闇遊戯、闇獏良、海馬、イシズ、シャーディーとなっています。