遊戯王デュエルモンスターズ4 最強決闘者戦記のレビュー!分割商法でマイナスに。

遊戯王

「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ4 最強決闘者戦記」は、
ゲームボーイカラー向けに発売されたタイトルで、
遊戯デッキ・城之内デッキ・海馬デッキの3バージョンが
同時発売されたタイトルでした。

ゲームボーイで発売されたナンバリングのタイトルはこれが最後で、
5以降はゲームボーイアドバンスの作品となっています。

こちらを実際に遊んだ感想をお話していきます。

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遊べる機種は?

「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ4 最強決闘者戦記」を
遊ぶことができる機種は下記の通りです。

・ゲームボーイカラー
・ニンテンドースイッチ(※遊戯王アーリーデイズコレクションに収録)

基本的な内容自体は同じですが、
アーリーデイズコレクションでは、ゲーム側の機能として
巻き戻し機能やクイックセーブ・ロード、
カードを最初から全てアンロックなどの記録を使う事ができます。

※私が遊んだのはニンテンドースイッチ版となります。

度を越した分割商法

私が遊んだのはSwitchのアーリーデイズコレクション版なので
直接的には関係ないのですが、
ゲームボーイで発売された当時、本作は
ポケモンの如く”バージョンを分けて発売”という手法を取っており、
遊戯デッキ・城之内デッキ・海馬デッキの3バージョンを発売しました。

が、これは”無理に収録カードを分けたりしている”だけで、
ゲーム単体で見ると、「デュエルモンスターズⅢ」(前作)よりも
劣化を招いてしまっているなど、
”バージョンを分ける必要がユーザーとしてはない”内容になってしまっていました。

後にも先にも遊戯王の”分割商法”で発売されたゲームはこれだけなので、
”反省した”のだと思われますが
この発売の仕方は、今見ても、実際にSwitchで遊んでみても
(※Switchでは3バージョン全部遊べるので良いのですが)
当時、ゲームボーイで買っている人にしてみればマイナスでしか
なかったと思います。

また、特典のカードも、各バージョンごとに異なっていて
しかも1個買っただけでは全部揃わないという”あまりにも凶悪な仕様”でした。
これはちょっと…「鬼」と言わざるを得ない仕様ですね…笑

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基本的にはⅢベース

デュエルの画面や、システムなど、基本的には前作のⅢがベースに
なっています。
デュエルに勝利したあとの杏子の演出も使い回しされているなど、
Ⅲの要素がかなりそのまま出て来ていますね。

遊び応え自体は、別に”やりにくい”という感じはなく、
特に、Ⅲを遊んでいる人には違和感なくプレイできるのではないかと
感じました。

なお、本作は前作までと同じようにOCGのルールではなく
ゲーム向けに簡素にされたルールになっているので、
OCGとはルールは異なります。
カードの効果なども異なるため、”OCGのゲーム”をやりたい場合に
関しては注意をするようにしてください。

モンスターのレベルが高めに設定されている

本作では、何故かモンスターのレベルが妙に高く
設定されており、OCGでは生贄召喚が必要ないモンスターでも
生贄召喚をする必要があるなど、
特殊な内容になっています。

前作までよりも、この先の遊戯王よりも、
何故かモンスターのレベルが全体的に高いので、
このあたりは少し違和感を感じました。

デッキ構築の自由度は減っている

最初に書いた”3バージョン”に分割しているせいで、
収録カードも分散してしまっており、
各バージョンともにデッキの構築の自由度のようなものは
前作よりも落ちてしまっている印象を受けます。

加えて、前述のレベルの部分もあり、
デッキ構築に関しては、Ⅲの方が個人的には
やりやすかったような気がしますね。

デッキキャパシティが増える量も
(※デッキキャパシティを上げないとデッキに良いカードを
入れることができません)非常に低く、
ゲームボーイカラー版で遊ぶ場合はこの点でもかなりの苦行を
強いられることになります。
(※Switch版ではデッキキャパシティの上限を最初から解除できます)

デュエリストも減ってる…?

対戦相手のデュエリストも残念ながら
前作と比較すると減ってしまっています。

キャラクターとしてはバトルシティ編と決闘者の王国編の
キャラクターが登場していますが
人数自体は前作よりも減少しており、
この点もマイナスです。

なお、本作は前作までと同じく
時にストーリー描写などはなく、
対戦相手のデュエリストとデュエル前とデュエル後に
会話が少し用意されているのみになっています。

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BGMは評価できるポイント

マイナス点が個人的に多く感じる作品ですが、
一方で、BGMは評価できるポイントで、
今回は各デュエリストごとに固有のBGMが
用意されており、それぞれなかなか良い感じの
BGMになっています。

前作から流用の曲もありますが、
それでも全体的には良い感じで、
この部分に関しては作り手のこだわりも感じることが
できました。

隠し要素・裏技・ラスボス情報

遊戯王デュエルモンスターズ4の隠し要素・裏技や
ラスボスの情報をご紹介します。

〇隠し要素や裏技は?
パスワードなどを入力することによって
隠しデュエリストと戦うことが可能になっています。
裏技の詳細は以前書いた
ゲーム版 遊戯王シリーズ全作品の隠し要素・裏技の項目に記載しているので
そちらの方を参考にしてみて下さい。

〇ラスボスは?
クリア後に隠しデュエリストも出ますが
ラスボスは「ペガサス・J・クロフォード」となっています。
Ⅲの時は魔人がラスボスでしたが
今回は原作の決闘者の王国編のラスボスがそのままラスボスとなりました。

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