「ワリオの森」は、
任天堂からファミコン向けに発売されたパズルゲームで、
タイトルは”ワリオ”ですが、
事実上、キノピオが主人公を務めているゲームですね。
キノピオが主人公のゲームは
後に「進め!キノピオ隊長」が発売されていますが、
本作はそれよりも先にキノピオがメインとなった
ゲームになっていました。
そんな”ワリオの森”を実際に遊んだ感想を
お話していきます。
どの機種で遊べるの?
ワリオの森を遊ぶことができる機種は
現時点では下記の通りとなっています。
・ファミコン
・スーパーファミコン(※サテラビューで配信)
・ゲームキューブ(※「どうぶつの森+」及び「どうぶつの森e+」にミニゲームとして収録)
・Wii(※バーチャルコンソール)
・WiiU(※バーチャルコンソール)
・ニンテンドースイッチ(※Switchオンライン加入者特典)
・ニンテンドー3DS(※バーチャルコンソール)
非常に豊富なハードに展開されています。
ただ、バーチャルコンソール版は既に配信が終了、
サテラビュー版も現時点では遊ぶのが困難となっているため
”今から”ワリオの森を遊ぶとなると、その方法は限られます。
※私が遊んだのはニンテンドースイッチ版となります。
思ったより難しい
実際にプレイしてみると、
ルール自体は難しいわけではないのですが、
難易度自体はそれなりに高い印象で、
少しステージが進むと、
結構色々な操作を要求されたり、
ミスが許されないような状態になったりと、
なかなかシビアな印象を受けました。
見た目の印象からすると、可愛らしいデザインであるために
簡単に遊べそうな感じにも思いましたが
実際に遊んでみると、見た目から受けるイメージとは違って
割と手ごわい感じだった…というところですね。
他に同時期の任天堂のパズルゲームと比べると
若干、とっつきにくさはあるような感じはしました。
あまり馴染みのないキャラも
ワリオの森はマリオシリーズの一つでは
あるものの、いつものキャラクターはワリオ、キノピオ、
キャサリン、と他が少し登場するだけで
後は本作のオリジナルキャラクターとなっています。
そのためか、あまりマリオ関係のゲームっぽさを
感じないような部分もありましたし、
かと言って、ワリオのゲームっぽさを感じるところも
あまりなかったので、
少しいつもとは違う”独特な世界観”が楽しめる感じの
内容になっていました。
なお、ストーリー描写はほとんどなく、
説明書などでストーリーが語られる程度になっています。
モードは少し寂しいかも?
モードとしては、ラウンドをクリアしていく
メインモード「ラウンドゲーム」のほかに、
タイムアタック的な要素のあるモードとVSモードが
用意されています。
任天堂のパズル系のゲームとしては
パネポンなどと比べるとモード数は少なく、
このあたりは少し寂しく感じるところです。
ただ、ラウンドゲームを全部クリアするとなると
それなりに時間は掛かりますし、
ボリュームとしてはそれなりにはあるかとは思います。
セーブに対応しているのは〇
私はニンテンドースイッチオンライン版で
遊んだので関係ないのですが、
このゲームは、ファミコン版でもセーブデータの保存に対応しています。
当時、ファミコンでは”セーブデータの保存に対応していないゲーム”も
かなり多く、
電源を切ってしまうとまた最初から、という作品が多い状態でした。
ただ、このワリオの森は
ファミコンでもかなり後期のソフト
(※後継機のスーパーファミコンが発売された後に発売)で
あったためか、セーブデータの保存に対応しており、
ファミコン版でもセーブデータの保存が可能になっていました。
私のようにSwitch版をプレイしたり、
バーチャルコンソール版など、セーブが可能なハードで
プレイしている場合は関係ありませんが、
これからファミコン版自体を遊んだりする予定のある人にとっては
嬉しいことであるかと思います。
続編は発売されているの?
「ワリオの森」の続編は
発売されているのかどうか。
こちらに関しては、残念ながら
続編は発売されておらず、
ワリオの森はこの1作品だけになっています。
一応、スーパーファミコンの専用機器「サテラビュー」向けに
「ワリオの森~爆笑バージョン~」と呼ばれるバージョンと、
「ワリオの森 再び」と言うタイトルが配信はされましたが、
こちらに関しては続編ではなく、
どちらもマイナーチェンジ版となっており、
完全な新作ではありません。
爆笑バージョンは一部内容のアレンジや、
爆笑問題(お笑い芸人)がゲスト出演していたり、
「再び」の方も一部内容のアレンジがされているなどの
変更が施されています。
最近では、パズル系のタイトルは
マリオシリーズからはあまり出て来なくなったこともあって、
ワリオの森の新作を今から望むのはなかなか難しそうです。
あるとすればWiiやWiiUなどでドクターマリオの新作が
配信されたことがあったように、ダウンロード専用に
なるのではないでしょうか。
良くも悪くも人は選びそう
実際に遊んでみると、
良くも悪くも人を選びそうな感じの
パズルゲーム、という印象を受けました。
今までにもマリオ系のパズルゲームは
色々と遊んできましたが
その中でも一番人を選びそうだと感じたのが
この作品ですね。
ただ、この作品でしか味わえない独特な部分なども
あるのは事実なので、
Switchオンラインで遊ぶなど、
もしも遊ぶ機会があれば、チャレンジしてみても
良いのではないかとは思います。