タカラトミーからWii向けに発売された
格闘ゲーム「闘真伝」。
2009年12月に発売された作品で
Wii全盛期の頃に発売された
タイトルのひとつでした。
しかしながら、ほとんど目立たない存在のまま
消えてしまったのもまた事実です。
こちらの作品の感想や、闘神伝との
関係などについて解説していきます。
闘神伝と関係はあるの?
同じ格闘ゲームのシリーズで
プレイステーションなどで展開されていた
シリーズ、「闘神伝(とうしんでん)」というものが
存在しています。
こちらの作品も闘真伝(とうしんでん)と読み自体は
同じで、シリーズの最新作かと思ってしまいそうな
タイトルになっていますが、
実際のところは「ほとんど無関係」というのが
答えになります。
確かに、メーカーも同じで
ジャンルも同じなのですが
キャラクターやストーリーには繋がりは
ありませんし、ゲームシステムに関しても
同じ格闘ゲーム、というぐらいで
特に闘神伝を感じさせるような
感じでもありません。
メーカーが同じなので、
名前に関連を持たせたかったのだとは思いますが
実際のところ、
「あまり関連性のない別物」と
考えておいたほうが良いでしょう。
懸賞で当選…
私が購入した理由ですが、
格闘ゲーム自体、そこまでプレイしませんし
闘神伝シリーズに特別に思い入れが
あるわけでもありません。
それでも手に取った理由は…
”懸賞で当選した”からですね汗
このゲームが発売された当時、
Vジャンプという雑誌で
プレゼントキャンペーンをやっていたのですが
それに(数百名当選のやつでした)当選したので
遊んでみた感じです。
当時はまだ、ほとんど懸賞に当たったことが
なかったので「こういうの当たるんだ」みたいな
驚きがありました。
ごく普通の格闘ゲーム
プレイしてみた感じ
「暇つぶしになるかな…?」という感じの
ごく普通な格闘ゲームという印象を
受けました。
格闘ゲーム自体、そこまでやらない…とは
さっき書きましたが
それでも鉄拳やストリートファイター、
ソウルキャリバー、
仮面ライダーの格闘ゲーム、
その他アニメ系のやつや、マイナー系の格闘ゲーム、
などは遊んだことがあります。
ただ、この闘真伝には、
キャラクターやゲーム内容に関しても、
これと言って秀でた部分を感じるような作品ではなく、
う~ん…印象に残らない格闘ゲーム…みたいな感じでした。
辛辣なようですが、気を遣って面白いです、なんて
言ったら、感想の意味がないですからね…
どこをターゲットにしてるのかよく分からない
このゲーム自体が、イマイチ何を
ターゲットにしているのかわかりませんでした。
闘神伝ファンや格闘ゲームファンを
ターゲットにしているようにはあまり
思えませんでしたし、
声優陣は無駄に豪華なわりに、
急にAKB?のメンバーが入っていたり
初回特典にAKBの写真がついてたり、
何をターゲットにしているのか
さっぱりです汗
男性声優陣は恋愛アドベンチャーゲームにも
出てきそうな感じの豪華メンバーに見えますが
キャラは別にイケメンじゃないですし
内容もそういうターゲット層ではありませんし、
AKBは、別に格闘ゲームファンは
喜ばない気がしますし、
なんだか、迷走を感じてしまいます。
クリアまでは…?
一人プレイだと、ストーリーモードが
ありますが、これは数時間でクリアできる
レベルです。
対戦もありますが、今、このゲームで対戦する人も
なかなかいないと思いますし
クリアして満足してしまう人だと
本当に数時間で飽きてしまう可能性もあります。
隠しキャラクターの解放だとか
そういう要素もほぼないので、
やりこみがいもあまりない作品だったりします。
声優一覧
闘真伝の声優をまとめました。
キャラクターの五十音順に並べてあります!
アイダベル・フローラベル …松下唯
ウィノ・マクガバン …戸松遥
カーマイン …保志総一朗
ゴヤスレイ …中井和哉
ショウキ …佐藤正治
シルヴァ・ベッティ …本名陽子
シンドウ・トウジ …野島健児
ダン・マクガバン …小山力也
塚原 早苗 …桑島法子
ビリー・ライダー …関智一
富士見 守 …緑川光
モーリッツ・ウルリッヒ …子安武人
リリス …佐藤亜美菜
ラスボスは?
ストーリーモードのラスボスは
「来訪者」と呼ばれる存在です。
カーマインの本当の正体で
最後の最後に姿を現して
敵対するような感じですね。
難易度をあげている場合、
後半の敵はだいぶ強くなってきて
苦戦する人も多いと思いますが
難易度を下げていれば
そこまで特別に苦戦するような
相手ではないかと思います。
最初、プレイするときには
無理に難易度をあげずに、
低い難易度からプレイするのが
良いのではないでしょうか。
闘真伝の売上は?
初週の売上は1000本ちょっとだったと
言われています。
悲惨な結果ですね…
その後も、売上を大きく伸ばすようなことはなく、
早い段階で値段が下落してしまった感じです。
Wiiは特に任天堂以外のメーカーのソフトは
弱い傾向にありましたが
それでも非常に厳しい数字であったのは
紛れもない事実です。
続編は出ないの?
闘神伝シリーズ自体が既に
シリーズ終了のような状態ですし、
わざわざこちらの「真」の方の
新作を出しても、当時の売上から
考えても非常に厳しい結果に
終ってしまうでしょう。
タカラトミー自体が家庭用ゲームを
ほとんど出していない(特に最近は)
ということもあり、
今になって新作が出る、ということは
非常に厳しいことなのではないかと思います。
万が一発売されるとしても
「真」のほうではなく「神」のほうでしょう。