シャークストームのレビュー!奇抜さは少な目ながら安定したサメ映画!

サメ映画

「シャークストーム」は2021年に公開されたサメ映画で、
ビーチハウスで休暇を楽しむ家族に、
嵐とサメが襲い掛かる映画です。

他のサメ映画とは特に繋がりがないので
本作単体でも楽しめる作品になっています。

こちらの映画を実際に見た感想をお話していきます。

スポンサーリンク

嵐の中、サメが屋内に侵入してくる物語

本作ではビーチハウスで休暇を楽しもうとした家族に
嵐とサメが襲い掛かる映画で、
事前に「嵐が来る」と言われていたのにも関わらず
ビーチハウスに留まってしまった家族の元に
予報通りの嵐と、ついでにサメが襲い掛かる映画です。

いくら沿岸沿いにあるビーチハウスとは言え、
都合よくサメが家の中に入り込んで来て、
しかも何故かずっとそこに執着している姿は
なかなかシュールです。

案外、普通の「サメ」に見えてしまう

B級のサメ映画には
吹っ飛んだ設定のものや、
サメ自体がとんでもない存在のものが多いので、
本作のサメは「割と普通」に見えてしまいました笑

嵐の中にサメが家に突っ込んでくる…というのは
十分おかしなシチュエーションではありますが、
サメ映画を大量に見ていると「普通」に感じてきてしまうという
不思議な感覚に…笑

他のサメ映画が、サメが幽霊な「ゴーストシャーク」だったり、
頭がたくさんある「ヘッドジョーズ」シリーズだったり、
ウィジャボードで呼び出される「ウィジャシャーク」だったり、
竜巻と一体化している「シャークネード」だったり、
かなりヤバいサメばかりなので、
それに比べると「シャークストーム」のサメはまともに見えてしまいます(笑)

世界設定も舞台が月の「ムーンシャーク」や、
地球がサメに支配されている「プラネットオブザシャーク」と比べると
普通なので、余計に普通に見えるのかもしれません。

スポンサーリンク

「普通」でも、割とサメ映画としては〇

あくまでもB級サメ映画の中では、ということは
前提ですが、
(※普段こういう映画に慣れていない人には”なんだこれ?”と感じるかもしれません)
内容的にはしっかりと「サメ」の出番もたくさんあり、
サメ映画としては割とちゃんとしている方であると思いますし、
そこそこ楽しむことはできました。

吹っ飛んだシチュエーションや、おかしなサメではありませんが、
王道的な感じで、
”サメの出番がちゃんとある”
”登場人物がいかにもな感じで脱落していく”というような
お約束はしっかりと盛り込まれていました。

そういった意味では”サメ映画”としては及第点な
仕上がりになっていたように感じます。
飛びぬけた特徴はないものの、
飛びぬけて悪い部分もない…そんな感じですね。

なお、シャークネードと同じ会社の映画ですが
あちらとは違い、

本作は映画の大半が「ビーチハウスの中」で、
あまり他の場所に行くことはありません。

早く避難すれば良かったのに…

主人公たちは、当初から”嵐”の予報が出ていて
警告もされていたにも関わらず
ビーチハウスに執着して、結果的にサメにも
襲撃される結果になってしまっています。

また、途中で避難しようとした際にも
車がダメになったことで、
またビーチハウスに戻ってしまい
(せめて沿岸から離れてどこか違う建物に行けば良かったような…?)
その結果、多数の犠牲者を出しています。

しかも、最初に犠牲になったビーチハウスの男はともかく
(この人は自業自得な感じも)
修理業者の人や、救命ボートの人2人は、
主人公一家がビーチハウスに留まらなければ
その場所に来なかった(命を落とすこともなかった)人たちなので、
結果的に主人公一家がなかなか悪質なことを
してしまっているのは、恐ろしいところですね…

サメと嵐の話題が中心

主人公の家族は割と最初から仲が良い状態で、
この手の映画に時々ありがちな、
登場人物が長々と過去を語り出したり、
主人公一家のギクシャクした感じ⇒和解、みたいな流れは
特に描かれません。

純粋にサメと嵐の部分に集中して描かれるので、
その点は、サメ映画としては良い部分の一つであると思います。

やはり、サメ映画を見る人は
「サメ」の部分が一番見たい部分のはずですからね。

サメは特に特殊能力はなし。普通のが1体

本作に登場するサメは、
上でも書いたように”特殊能力”などはなく、
普通のサメです。

幽霊になったり、竜巻と融合したりはしません(笑)

作中の描写を見る限り、恐らく一匹
(一匹がビーチハウスの周りをウロウロしている)だけで、
もし武器などがある場所であれば、もっと早く倒せたかもしれません。

なお、最終的には主人公一家の父親が
アンテナを使ってサメを感電させるという方法で、
サメを仕留めることに成功しています。

スポンサーリンク

作中の犠牲者ネタバレ

「シャークストーム」の作中で犠牲になってしまった
登場人物をご紹介していきます。
作中の時系列順に並んでいます。

〇ハミルトン
ビーチの業者の男。客の荷物が海に流れそうになった際に
それを回収しようとしてサメに食われる。

〇ローワン
修理業者の男。ビーチハウスの水漏れの修理にやって来るも、
サメの襲撃により犠牲になる。

〇ノア
レイシーの父親で、タッカーやシャーロットらの祖父にあたる人物。
ビーチハウスの上の階に向かう際に自ら囮となり、
最後はサメに捕食されてしまい命を落とす。

〇タッド
ベッキーの父親。タッカーらの父親と共に
ビーチハウスに救助に向かうも、途中でサメに捕食されてしまう。

〇サメ
本作の映画におけるサメ。特に特殊能力などはなし。
シャーロットらの父親のハドソンによって
アンテナを口に突き立てられて感電、そのまま命を落とした。

この他、名前不明の救助ボートに乗ってやってきた二人も
サメによって犠牲になっています。

映画レビュー一覧へ戻る
本作以外の映画のレビューは↑からご覧ください。

タイトルとURLをコピーしました