映画「ロストフライト」のレビュー&ネタバレ!機内パニック&アクション!

映画

「ロストフライト」は2023年に公開された映画で、
前半は飛行機が墜落の危機に見舞われるパニック系映画、
中盤以降は謎の島に着陸して、
その島を支配する武装集団との戦いを描くアクション映画…という
二面性を持つ作品です。

こちらの映画を実際に見た感想をお話していきます。

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前半と中盤以降では物語が大きく異なる

映画の前半は悪天候により、飛行機が制御不能に陥り、
墜落の危機を迎える…という描写がメインで、
「エアポート」シリーズなど、飛行機が墜落しそうな状況での
パニックを描く内容になっています。

が、飛行機自体は中盤で早々に島に着陸に成功し、
そこからは”謎の島”で、謎の集団との戦いを描く
アクション映画的な内容になっていきます。
(逆に言うと、前半はアクション要素はありません)

前半パートと後半パートでかなり雰囲気が異なる点は
この映画の大きな特徴と言えますね。
(個人的にはどちらも好きです!)

どっちの内容もしっかりと描かれているので、
”どっちも中途半端”みたいなことにはなっていません。
その点は安心して貰っても大丈夫だと思います。

序盤の飛行機パート

序盤の飛行機パートは良くありがちな感じですが
だんだんと厳しい状況になっていく絶望感が
伝わってきますし、上手く描かれていると思います。

個性的…かもしれない乗客も多数登場しますが
乗客は護送中の男以外はほとんどメインの出番がないので
あまり印象に残りませんでした(笑)
最初はそれぞれ結構メイン系のキャラなのかな?とも
思いましたがそんなことはなかったですね。

危機的な状況ながら、
飛行中に勝手に立ち上がった二人以外には犠牲者は出ておらず、
機長の努力が伺えます。
(立ち上がった一人が捜査官というのが悲しいですね…笑
※一番冷静にいないといけない立場の人のはずなのに…)

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島ではアクション満載

島に到着後は飛行機の乗客や乗務員などは
メインからは外れて主人公のトランス機長と、護送中の囚人・ガスパールが
メインで物語が進んでいきます。

不時着した島は、武装集団が支配する危険な島で、
その集団との対決が描かれていく形ですね。

囚人のガスパールも最初はトラブルメーカー的存在になるのかと思いきや
少なくとも島の中では頼れる相棒的存在で、
最後まで乗客や機長を傷つけることなく活躍していました
(深く過去までは描かれません)

割とこの囚人のガスパールや、後から援護に駆け付けた
シェルバック率いる民間部隊が強く、
相手が弱く思えてしまうぐらいです(笑)

ガスパールもシェルバックの部隊もやられそうだと思っていたら
一人負傷したぐらいで全員無事だったのは意外でした。

敵が意外と弱い…

敵は、部隊となる島を占領して、
他国も手を出せない!みたいな設定の凶悪な敵でしたが
作中での描写を見ると
「この程度の組織ならすぐに壊滅できるんじゃ…?」という感じの
強さでした(笑)

終盤で駆け付けたシェルバック率いる民間部隊(確か5人しかいなかったはず)と
囚人のガスパールだけが、主に戦っている状態で
終盤も次々と一方的に島を占領している組織が倒されて行っていて、
(シェルバックの部隊もほぼ被害なし)
あのまま戦い続けていても、下手をすれば相手が全滅してしまいそうなぐらいに
相手が弱かったです(笑)

終盤の戦いもシェルバックの部隊の方が
装備も戦術も強力で、相手は人数だけ!みたいな感じだったので、
”そんなに恐れられるほどの組織”という感じは
作中の描写ではあまり伝わってこなかったですね。
(確かにやってることは残酷でしたが、いざ特殊部隊が来ると
 全然対応できてない感じだったので)

ただ、主人公サイドが強い、という方がアクション映画的には
爽快感があるので悪くはなかったかもしれません。

登場人物一人一人の描写は薄め

登場人物一人一人のバックストーリーみたいなものは
ほとんど描かれず、
主人公とガスパール、あとは副機長のデレが少し描かれるぐらいで、
乗客たちはほとんど途中から背景、
敵サイドのキャラも特に過去とか、そういう背負ってるものみたいなものは
描かれませんでした。

会社サイドの人物なども登場しますが
一人一人の描写としては薄めの印象でした。

ラストの結末は?

航空会社が救援として差し向けた民間部隊と協力し、
飛行機を応急的に修理して近くの島まで脱出する計画を
実行に移します。

最終的にダチュ率いる武装集団と交戦しながら
飛行機の修理が間に合い脱出、その時点で生きていた人物は
全員が無事に近くの別の島に着陸することに成功し、救助されました。

なお、囚人のガスパールは決戦の際に機長に別れを告げて、
飛行機離陸時にロケットランチャーを撃とうとした武装集団の男を
狙撃して助けたあと、一人、島の奥に消えて消息不明となっています。

結果的に犠牲になったのは墜落時に立ち上がって犠牲になった
捜査官と乗務員の2名、
島についてから犠牲になった乗客2名の4人でした。

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作中の犠牲者ネタバレ

「ロストフライト」の作中で犠牲になってしまった人物を
ご紹介していきます。
作中の時系列順に並んでいます。

〇イザベラ
客室乗務員。航空機が嵐を抜ける最中に、
乗客の一人が立ち上がったため、注意しようとして自身も
立ち上がってしまい、その際の衝撃で吹き飛ばされて命を落とす。

〇捜査官
航空機が嵐を抜ける最中に、スマホを落としてしまい、
それを拾おうと立ち上がったために、
航空機の揺れで吹き飛ばされて命を落とす。

〇乗客
乗客の一人。島の住人たちが現れた際に逃げようとして、ハジャンに撃たれてしまう。
その後夫(彼氏?)らしき乗客もダチュによって斬られて命を落とす。

〇ハジャン
ダチュの側近的な人物。
救援に駆け付けたシェルバック率いる特殊部隊によって銃撃されて命を落とす。

〇ダチュ・ジュンマー
逃げようとする航空機を追撃しに来るも、
最後は離陸する際の航空機に追突されて命を落とす。

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