「Rooms(ルームズ) 不思議な動く部屋」は、
WiiとニンテンドーDS向けに
ハドソンから発売されたパズルゲームです。
部屋を動かして主人公を出口へと
導くタイプのパズルゲームになっています。
分かりやすく言えば、ギミックのある
スライドパズルみたいな感じですね。
独特な雰囲気の世界観も特徴的な作品に
なっています。
こちらのパズルゲームのレビューや
ネタバレを順番にお話していきます!
発売されている機種は…?
Rooms(ルームズ) 不思議な動く部屋が発売されているのは
2機種になっています。
WiiとニンテンドーDSの2機種で
2010年4月29日に発売されたタイトルになりますね。
どちらもパッケージ版が発売されています
(当時はダウンロード版は、まだほとんど出ていない時期でした)
家庭用ゲーム機以外の部分に目を向けると
スマホやipad向けにも配信されています。
ちなみに、続編も後に発売されていて、
プレイステーション4とニンテンドースイッチ向けに
「ルームズ アンとジョージの不思議なパズル」が
発売されています
(こちらはダウンロード専売でパッケージ版は発売されていません)
Wii版とDS版の違いは?
基本的なシステムや内容については
変わりはないのですが、
機種の特性による違いはあります。
Wiiなら、Wiiリモコンを使った操作、
DSなら、DSの画面を使った操作、
ということですね。
また、モードなどの部分に細かな違いも
存在していて、DS版にはステージエディット、
Wii版には対戦ステージが用意されていて
対戦プレイができるなどの特徴があります。
ちなみに、私がプレイしたのは
Wii版の方になりますので
感想などは、Wii版の方がベースになっています。
パズルが好きなら遊べる
世界観は個性的な感じですが
パズルが好きなら結構遊べる作品だと思います。
私のプレイ時間は最終的に20~30時間ぐらい
だったと思いますが、十分に遊べました。
最初は地味な感じも受けるかもしれませんし
世界観的には終始ちょっと暗めな感じでは
あるのですが、なんとなく地味に続けてしまう…
そんな感じのパズルゲームです。
もちろん、パズルゲームの宿命(?)として
”これは自分には合わない”と思ったら
もうだめだ!って感じはありますが
そうでなければ、そこそこは遊べるはずです。
世界観はミステリーな感じ
世界観は、アンティークっぽい?ミステリーな
感じの世界観です。
どこかで見たことあるような
そんな感じの世界観ですが、印象に残りますし、
個人的には良い感じだと思います。
BGMに関しても
メインテーマみたいなやつ
(パズル中に流れる曲)は世界観に非常によく
合っていると思いますし、
耳にも残る良い音楽だったように思います。
パズルを解いていれば、おそらく
大抵の人はあの曲を(好き・嫌いは別として)
イヤでも覚えてしまうと思いますね笑
ストーリーは期待していませんでしたが…
ストーリーも申し訳程度に存在しています。
パズル中に乱入してきたり、
長々ムービーシーンが挿入されたりすることはなく
あくまでも主役はパズルであり、
ゲームプレイの邪魔になってしまうような
ことはないので、
ちょうど良いぐらいの入れ方に感じました。
で、このストーリーですがバットエンドが
とても印象に残る感じで、
まさか!という感じでした(笑)
下のネタバレのところには書いておきますが
語られている部分が少ないながら、
結構当時、衝撃的で、
印象にしばらく残っていたので
私自身は好きでした。
先の展開が気になる!とか
そういうことはなかっただけに
最後にそういう展開が来るとは…という感じですね…
プレイしてからだいぶ経過した今でも、
この内容はよく覚えています。
エンディングの分岐条件
Rooms 不思議な動く部屋はマルチエンディングに
なっていて、2種類のエンディングが存在しています。
マンション1~4に存在する問題を全て解いてから
出口に向かうと、グッドエンディングとなり、
問題を解いていない状態で出口に向かうと
バッドエンディングになります。
一度グッドエンディングの条件を満たしてしまうと
バッドエンディングを見ることができなくなってしまうので
先に見ておくのも良いかもしれません。
なお、バッドエンディングを見ても
「また最初から」ではなく
「その続きから」できますので
その点は安心してください。
ストーリーネタバレ
不思議な世界に迷い込んだ主人公・クリスは、
ルームズ世界の住人であるミスターブックの
手助けを得て、ルームズ世界の出口を
見つけ出すことに成功します。
ここで、バッドエンドの場合だと
脱出の直前に、クリスはミスターブックに
裏切られてしまい、身体を奪われた挙句、
クリスになったミスターブックがルームズ世界から
脱出、クリスがミスターブックになってしまいます。
ミスターブックの目的は、”クリスの身体を奪うこと”
だったということですね…。
グッドエンドの場合は、その目的を見破り、
ミスターブックの計画を阻止した上で
クリスが無事に現実世界へと戻ることに
成功します。
どっちのエンディングでも、
その後どうなったのかは分かりませんが、
グッドエンドの場合は、クリスは
元に日常に戻ることができたものと思われます。
売上はどのぐらいだったの?
売上に関しては、
調べてみましたが、データを
見つけることができませんでした。
初週売上ランキングに入らないぐらいの
微量の売上であったと思われます。
数千本単位(推定)ではないでしょうか。