「R-GEAR」は
レイシリーズの第1作目「レイフォース」の続編として
開発されていた作品ですが、
その後、開発の方針が変わり、発売中止となり、
代わりに第2作目の「レイストーム」が作られることになった…という
歴史を持つ作品です。
しかしながらプレイステーション4とニンテンドースイッチで発売された
「レイズアーケードクロノロジー」の特典として
こちらが配信され、開発中止になってから数十年の時を経て、
ようやく、”当時完成していたという1面のみ”遊ぶことができるゲームとして
一般ユーザーの手に届く作品となりました。
こちらを実際に遊んだ感想をお話していきます。
普通に買うことはできないの？
R-GEARは一般販売はされておらず、
2023年3月に発売された
「レイズアーケードクロノロジー」と言うゲームの
プライムデー限定特典として
配信されたタイトルです。
そのため、普通に購入することができません。
2022年夏のプライムデーの時に
レイズアーケードクロノロジーをプライムデー特典付きで
予約した人のみ、配信されるという形ですね。
どうやって遊ぶの？
プライムデー特典付きで
レイズアーケードクロノロジーを予約したユーザーには
Amazonからメールで、コードが届きますので、
アマゾンに登録したメールアドレスか、
アマゾンにログインしてメッセージセンターで確認するかし、
PS4版の場合はプレイステーションストアで、
スイッチ版の場合はニンテンドーeショップでコードを入力すると、
無料でダウンロードすることが可能になっています。
なお、プロダクトコードはゲームに紙で付属されているわけでは
ありませんので、注意してください。
遊べるのはステージ1のみ
R-GEARは開発中に開発中止となった作品なので
完成しているのはSTAGE1のみとなっています。
そのため、本作でもプレイすることができるのはSTAGE1だけですが
STAGE1に関してはBGMも新たに作られ、
ボスもちゃんと存在しているので、
ここはしっかりと遊べるのが良いところですね。
STAGE2以降については、残念ながら
遊ぶ方法はなく、
今後、作られる可能性も低そうです。
レイフォースのような雰囲気
ゲームを実際に遊んだ雰囲気としては
第1作目の「レイフォース」に酷似した感じですね。
ロックオンレーザーにレイストームっぽさも感じますが
後に実際にレイフォースの続編として発売されることになった
レイストームと比べると、
かなりレイフォースに近い作りです。
私は、レイシリーズを一番最初に遊んだのが
「レイストーム」だったので、
レイストームの方に馴染みがありますが、
レイフォースを最初に遊んだ人からしてみると
こちらの方が…と思う人もいるかもしれないような、
そんなシューティングに感じました！
完成していれば
「レイフォース2」と呼ぶにふさわしいような
そんな作品であったように感じます。
一応オプションも充実！
R-GEARでも、レイズアーケードクロノロジーと同じように
オプション設定が用意されていて、
自由に設定することが可能になっています。
中断セーブ・ロードも可能で、
ここもレイズアーケードクロノロジーと同じになっているので
無駄に数10ファイルのセーブデータが存在しており、
好きな場面でセーブすることができます。
私は、ボス戦の前のセーブファイルを作ったりして、
いつでもボスと遊べるようにしていますね（笑）
クリアするとあっさりゲームオーバー
あくまでも開発中に開発中止になったゲームの
STAGE1だけを遊べるゲームなので、
エンディングや特別な演出などは用意されておらず、
STAGE1をクリアすると、
そのままあっさりと「ゲームオーバー」の表示が
表示されてゲームは終了します。
特に、何か演出があったり、
何か解放されるようなことはなく、
単純に”遊ぶだけ”となっています。
トロフィー（PS4版）は存在しない
おまけとは言え、独立して
アイコンも出て来ますし、
PS4版ならトロフィーがあるのではないか？と
思う人もいるかもしれませんが、
R-GEARにはトロフィーは存在しておらず、
ただ遊ぶだけになっています。
（スイッチ版は元々トロフィーはないので、関係ないですね）
1個、2個ぐらいでもトロフィーがあった方が
やり込み要素にはつながったような気もしますが
これはあくまでおまけなので、
仕方がないですね…笑
コードの配信形式に問題あり
レイズアーケードクロノロジーは”プライムデー限定特典”をつける
数少ない商法を取るゲームですが、
同社が2019年に発売した「ダライアスコズミックコレクション」の時は
ちゃんとプライムデー特典も紙にコードが記載された状態で
付属されていましたが、
こちらの作品は「販売店からメールで配信」形式でした。
そのためか、トラブルが複数起きていた模様で、
私も実際に、コードが記載されたメールが届いたのは
発売から半月後以上のことでした。
プライムデー限定という”半年以上前から予約させる販売方法”を選ぶのであれば
せめてコードは、以前のように”紙でしっかりと責任を取って”
付属してほしいものですし、
この点は、今後、改善してほしい点の一つだと感じました。
（そもそも私的には、半年以上前に予約を強いるような商法は
評判も良くないようですし、やめるべきだと思いますが…）
どうしても、アマゾンや他サイトからのメール配信だと
トラブルが起きやすいですから、
不確実な方法ではなく、メーカーとして責任を持って
特典をつけてほしいところです。
コストの面とか、色々あるのだとは思いますが、
そもそも強気な販売形式・価格である以上、
そのぐらいは対応しないと、ますます売上に響いてしまうと感じます。
