「Racing Car Chaos: Extreme Stunt Showdown」は、
ニンテンドースイッチ向けに配信されたゲームで、
アスレチックのようなコースを、
車で駆け抜けてゴールを目指すゲームです。
純粋なレースゲームではなく、
スタートから落下せずにゴールを目指す、
カーアクション的なゲームですね。
ライバルカーとレースするような要素は存在していません。
こちらを実際に遊んだ感想をお話していきます。
落下せずにゴールを目指すゲーム
Racing Car Chaosは、スタートからゴールまで、
様々な障害物を潜り抜けてゴールを目指すタイプのゲームで
レースゲームというよりは、アクションゲームです。
ボウリングのピンだったり、カラフルな仕掛けがセット
されているので、見た目がなかなか賑やかな感じですね。
基本的に、どのステージも一本道なので、
迷ったりする心配はありません。
ルール的には個人的には好き
スタートからゴールまで落下しないように進んでいく…
というルールはなかなかいい感じだと思いますし、
個人的には好きなタイプの作品です。
仕掛けを潜り抜けつつゴールまで進む、というスタイルは、
視点は違いますが、トライアルズシリーズ(ユービーアイソフト)と
似ているような印象も受けました。
(※トライアルズシリーズは横スクロールで本作は3Dなので、
ゲームとしては大分違いますが)
ただ…好きな感じのルールながら、それを潰してしまう欠点もあり、
その点は気になりました。
ステージが壊滅的に少ない
Racing Car Chaosの最大の欠点は
”圧倒的ボリューム不足”で、
ステージは一つあたり数分で終わるのですが、
なんとそれが、10ステージしか存在しません。
この手のゲームで10ステージしか存在せずに
終わってしまうゲームは、
私がプレイした中では珍しいタイプなので、
驚くと共に、「え?もう終わり?」と驚いてしまいました。
この手のジャンルのゲームは、結構ステージ数は
それなりに多いことが多いのですが
ステージが10個しかなく、
しかも、ランク評価みたいな表示は出るのですが
特にそれがステージセレクト画面で表示されたりするわけでもないので、
本当にあっという間にやることがなくなってしまいます。
ゲームの定価も1299円と、決して”非常に安い”という
価格帯ではありませんから、
もう少しステージ数に関しては何とかしてほしかったように思います。
”ステージ数これだけ??”と、
個人的にはとんでもなく驚きました。
(てっきりまだスクロールして、先のステージもあると思っていただけに
驚きましたね)
無作為に配置しただけな感じがするステージ
ステージの風景なども、無作為に色々なものを
配置しただけな感じが強く、
特に、”空なのにヤシの木が適当に置いてある”光景には
唖然としました(笑)
何か素材のようなものをそのまま使ったのでしょうか?
また、山のような地形が、
まるでツクールシリーズ(※RPGゲームなどを作ることができるゲームシリーズ)の
ように、一部だけ切り取られて空中に配置されているのも
かなりシュールな光景で、びっくりしましたね…。
一応”あえて”そういう世界にしているのかもしれませんが、
大量のダウンロード専売ソフトを遊んでいても、
こういう光景はあまり見ることはなかったので、
個人的には驚きの光景でした。
なお、ストアの公式ページにも
空中に浮かぶヤシの木は写っているので、
ヤシの木に興味があれば確認してみてください(笑)
やり込み要素はあるの?
やり込み要素は、各ステージのクリアを目指すこと、
そしてマシンをコンプリートすることです。
一応、ステージクリア時に評価は出てきますが、
それがステージセレクト画面で表示されたりすることは
ないために、あまりその点のモチベーションは
上がりにくい感じで、私も高ランクを目指したりするようなことは
あまりしませんでした。
ま太、”マシンのコンプリート”に関しては
割とすぐにゲーム内のお金が貯まっていくので、
全ステージをクリアするころには
ほとんどの車は集まっているのではないかと思います。
難易度はそんなに高くない
この手の(車でゴールを目指す)タイプの作品は、
後半に行けば行くほど、難易度が高くなる傾向に
ありますが、本作は”最初から最後まで割と簡単”で
そんなに難しくありません。
ステージが10個しかない上に、難易度も簡単なので
よりすぐに終わってしまう感じですね…。
中盤のステージが一番(この中では)難しい感じですが、
最終面も含めて、特に最後まで個人的に苦戦するような
ステージはありませんでした。
全部クリアすると何かあるの?隠し要素や裏技は?
全部のステージをクリアしても、
特に何かが起きることはなく、
モードや車などが追加されることもありませんでした。
それで終わりですね…。
アンロック要素としてはステージは、
”前のステージをクリアすると”解放され、
マシンに関してはゲーム内でお金を稼げるので、
それを使ってアンロックしていく形となっています。
もう少しボリューム強化を
基本的なルール自体はゲームとしては成立すると思いますし、
まぁ…ヤシの木が浮いてるのも”カオス”なんて題名に
ついているぐらいですから、それはそれで別に良いのですが、
”ボリューム不足”は致命的です。
もし続編があるのだとしたら
もう少しステージを増やすなど、
ボリューム面の部分に重点を置いて改善して貰えれば、
なかなか遊べるゲームになるのではないかと思います。
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