映画 オデッセイのレビュー!火星に取り残される映画!

映画

「オデッセイ」は2015年(国内では2016年)に公開された映画で、
火星に取り残された宇宙飛行士が
助けが来るまで火星で生き抜く部分を中心に
描かれていく物語です。

宇宙に取り残された主人公と、
地球側で彼を救助するべく奮闘する人々の視点で
物語が描かれて行きます。

こちらの映画を実際に見た感想を
お話していきます。

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原作は存在するの?原作を知らなくても大丈夫?

本作は、「火星の人」というタイトルの小説が
原作となっており、
国内では2014年に発売されました。

この作品をベースに作られたのが「オデッセイ」になりますね。

私自身も、この作品は読んだことがない状態で
本作(映画)を見ましたが
映画は映画で、ちゃんと最初から最後まで描かれる1本の作品に
なっているので、原作小説は見たことがなくても
問題なく楽しむことができますし、
”原作を見ていないから分からない部分がある!”みたいなことは
ないので、安心して下さい。

火星に取り残されて、救助が来るまで生き抜く

映画自体は、冒頭での事故により
火星に主人公のマークが取り残されてしまい、
生還するまでの事柄を描きます。

火星で人間が一人で暮らす、という様子が
描かれていて、
宇宙の話題が好きな身としては
(本当にこんな風に生きられるのかどうかは別として)
とても興味深く楽しめた作品でした。

現実ではまだ人間は火星に到着はしていませんが、
いずれこんなことが起きたりするかもしれない…と考えると
怖いような、そんな気も…。

火星の描写もなかなかリアル(に見える)で、
個人的には好きでした。

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最初に痛々しいシーンがあるので注意

前半に、主人公のマークが取り残されたあと、
負傷しているのを自分で治療するシーンがあり、
なかなかこれが”痛々しい”感じなので
ニガテな人は注意して下さい。

結構…痛々しい感じで、
グロっぽい感じもするので、
苦手な人はそのシーンだけ目を逸らすなどして
やり過ごしてください。

それ以降はそういうシーンは出て来ないのと、
そこの部分は
”怪我をした主人公が自分を治療する”以上に
特に映画内で深い意味はないので、
苦手な人はそこだけ目を逸らせば大丈夫です。

割と緊迫感は感じない

火星に取り残される物語ながら、
主人公は非常に明るく、前向きな性格である故に
割と緊迫感のようなものは作中では感じません。

また、地球側の視点も描かれていることや
途中から連絡がつくことなどから
”本当に自分を助けるために動いてくれているのだろうか”
みたいな、そういう恐怖的な要素はなく、
基本的に終始前向きな感じです。

途中でトラブルも多少起きますが、
そんなに絶望感はなく、
絶望的なシチュエーションとは裏腹に、
作品の雰囲気は”前向き”かつ、それなりに”明るい”感じでした。

「ソル」とは?時の流れは感じにくいかも

作中では「ソル」という単語が登場し、
最初は何のことか「?」になりかけましたが
火星での日数のことをソル1、ソル20、みたいな感じで
カウントしています。

ソル20なら20日目、ということになりますね。

この日数は映画内では割とハイペースで進んで行き、
最終的には何年もかかって地球へと戻って行きますが、
かなりポンポンと進むので、
”見ている側”は、そんなに時の流れを感じない…というのは
ありますね(笑)

もちろん映画を3時間、4時間にされてしまってもアレなので
このぐらいがちょうど良いとは思いますが
作中でどんどん進んで行く時間と、
見ている側が感じる長さとはだいぶ印象的に違いが
あったような気がします。

火星での暮らしは…

作中では火星での暮らしも描かれ、
じゃがいもを栽培したり、水を確保したり、
あとは音楽を聴いたりして休んだり…という描写も
描かれています。

帰れないことや、命の危険などが
あることを除くと、最初の設備にいる間は
それなりに快適そうに見えました(笑)

ただ、終盤に移動を開始してからは
窮屈な場所での生活をして、
さらには充電のための野宿状態の日々を
続けているような描写もあったりと、
過酷な状態も見え隠れしています。

こういった、”もしも火星に取り残されたら…”を
色々見ることができるのも
本作の面白い点の一つだと感じます。

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地球側の描写も

本作では地球視点の描写も描かれ、
色々な登場人物たちの葛藤も描かれています。

地球側の視点と火星側の視点の
バランスも絶妙な感じで、
地球側の視点の話がくどくなりすぎることもなく、
上手く作られていたように感じますね。

登場人物の数も”増やしすぎず”、ちょうど良い感じで
あったと思います。

ラストネタバレ!最後はどうなったの?

主人公のマーク・ワトニーは
最終的に元々自分が乗っていたヘルメス号によって
無事に回収されて、地球へと帰還します。

何年も(作中の時間で)かかりましたが
最後は無事に地球に帰還できるエンドでした。
仲間のクルーたちも全員無事かつ、
世間的にも感動的な出来事として伝えられるなど、
影のないスッキリとしたハッピーエンドが描かれていました。

欲を言えば…
”期間中のヘルメス号の様子”も少しだけ見たかったような気も…笑

(最後は救出シーンのあと、すぐに地球に到着したあとに
切り替わるので、
仲間たちとの久しぶりの再会直後のシーンは
ほとんどありませんでした)

作中の犠牲者ネタバレ

「オデッセイ」の作中の犠牲者は
「0人」でした。

この手の映画では大体犠牲者が出たりしますが
本作は主人公も、その周囲の人々も誰一人として
犠牲にならず、全員で生還しています。

私が見た映画の中でも
”かなり綺麗なハッピーエンド”が描かれた作品でした。

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