「MERCY/マーシー AI裁判」は
2026年に公開された映画で、
犯罪が増加したことにより、
AIが裁判を行う「マーシー裁判所」なるものが創設された
世界を描いている作品です。
その世界で主人公が容疑者として
マーシー裁判所で目を覚ますところから
物語が始まっていきます。
こちらの映画を実際に見た感想をお話していきます。
マーシー裁判とは?
作中の世界では犯罪が増加したことにより、
AIが一部の事件の裁判を行うことになり、
そのAIによる裁判が「マーシー裁判」と呼ばれるものです。
主に有罪率が元々高い容疑者がこの裁判所に
送り込まれて、90分間の裁判が行われることになります。
被告はAIのマドックス判事と会話をしつつ、
90分間以内に有罪率を一定の数字まで下げることが
できなければ、その場で処断されるというシステムになっていて、
これにより、有罪率の高い人物の裁判を圧倒的に高速化、
犯罪の抑制に繋がるという社会的な結果を見せていました。
ただ、マーシー裁判自体が元々有罪率の高い容疑者が
送り込まれること、90分間という短い時間での裁判になることから
”マーシー裁判所送りになったら確実に有罪”と言われるような
状況になっていました。
作中では、主人公がこのマーシー裁判所に送り込まれた状態で目を覚まし
自分の無罪を証明するために法廷で戦っていくという物語が
展開されます。
近未来的な世界観
AI裁判が行われるという近未来的な世界観で、
その便利さと、不安定な部分が
描かれている作品ですね。
未来的な技術は他にも
(ホバーバイクみたいな乗り物など)登場していて
こういった部分も本作の見どころの一つです。
少しSF的な世界観になっているので
(ただ、裁判やホバーバイクなど以外は割と現代的ですが)
そういう部分が好きな人にも楽しめる作品であるかと思います。
個人的にもSF的な世界観は好きなので
その部分も楽しむことができました。
「真犯人は誰だ」系の物語が展開
内容的には主人公が濡れ衣を着せられて
”真犯人は誰だ”みたいな展開になっていく作品で、
割とよくあるタイプと言えばよくあるタイプです。
ただ、マーシー裁判所という存在が
この作品の個性を引き立てていて、
主人公自身が色々な現場を駆け回るのではなく、
既に捕まっている状態で、同僚や家族の協力を得ながら真犯人を
突き止めていくタイプの作品となっています。
”真犯人は誰だ”系統の作品は
ドラマなどでも色々と見ましたが
こういう感じの展開はなかなかないので、
本作ならではのお楽しみと言える部分だと思います。
真犯人ネタバレ!犯人は誰だった?
真犯人は「ロブ」という人物で、
主人公のクリスの友人であり、
事件の被害者でもある妻・ニコールの
同僚にあたる人物となっていました。
ロブはかつて、クリスがマーシー裁判所送りにした
デヴィッド・ウェブという人物の兄であり、
クリスとマーシー裁判所のことを恨み、
復讐しようとしていました。
(※ロブによればデヴィッドは冤罪だったとのこと)
そのため、同じく冤罪で裁かれる苦しみをクリスに
味合わせようとし、
さらにはマーシー裁判所の破壊も企てていました。
また、事件の犯人自体ではありませんが
クリスに協力していた同僚の刑事・ディアロが
デヴィッドが逮捕された当時、
ロブからの連絡や証拠品となるものを
消していたことが判明
(※マーシー裁判の実用化を進めるため、
マーシー裁判のミスに気付かれたくなかったという梨遊のようでした)、
それがロブによる犯行の原因となっていることが
終盤に明かされていました。
最後は割とあっけない感じも
物語自体は全体的に丁寧に描かれている感じは
ありますが、最後は割とあっけない感じで、
真相が明かされると共に
すぐにエンドロールに突入してしまいます。
主人公の疑いはちゃんと晴れたのか、
マーシー裁判はその後も継続されて行われるのか、
主人公と家族の関係はどうなったのかなどなど、
そういった部分が描かれないまま終わってしまうので
個人的にあと数分程度、エピローグみたいなシーンが
欲しかったかな?とは思います。
ただ、それ以外には特にマイナスの意味で
気になったことはなかったので
全体的には良い映画であったと思います。
主人公は無実だったものの…?
結果的に主人公のクリスは
事件に関しては無実ではあったものの、
作中のマーシー裁判の際に明かされたクリスと
家族の過去の関係性は
なかなかよろしくないものばかりで、
クリス自体も結構問題のある人間として
描かれていました。
(ついでに、クリス以外の家族も
事件を調べていくうちに、それぞれ微妙な感じの
行動が見受けられるなど、
家族の関係は上手く行っていない状況であることが分かります)
実際に作中の回想シーンを見ると、
主人公は主人公で、危険人物だな…と
思ってしまうような行動も多く、
(※相棒が命を落とした件が原因とは言え…)
物語で起きた出来事を通じて
改心していれば良いですが、
なかなか難しそうな感じもします。
作中の犠牲者ネタバレ
「MERCY/マーシー AI裁判」の
作中で犠牲になってしまった登場人物を
ご紹介していきます。
作中の時系列順に並んでいます
〇レイ・ベール
相棒。過去に不審車両に職務質問した際に
車に追突されて負傷、そのまま息絶える。
〇デヴィッド・ウェブ
マーシー裁判の被告第1号。
直接的な描写はないものの、登場人物の言動から
マーシー裁判により有罪が確定、刑が実行されたものと思われる。
〇ニコール・レイヴン
主人公の妻。ロブによって命を奪われる。
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