「ソリタリー カプセル471号」は、
2020年に公開されたSF映画で、
宇宙船の脱出カプセル471号で
目を覚ました主人公が地球への帰還を目指すという
内容の作品になっています。
題材的には面白そうな作品ではありますが、
実際に見て見ると粗も多い作品で、
人を選ぶ作品…という印象の内容でした。
こちらを実際に見た感想をお話していきます。
宇宙船の脱出カプセルが中心の映画
本作では、主人公の過去と思われるシーンが
冒頭に少し描かれた後に
(※実際、この冒頭のシーンはあまり意味がありませんでしたが笑)
宇宙船の脱出カプセル471号の中で目を覚ますことになり、
カプセル内での物語が主に展開されていくことになります。
カプセルには、主人公のアイザック以外に
アラナと名乗る謎の人物もいて、
その二人と、カプセルに積まれたAI、
そして地球上から救助チームを編成していると伝えて来る
通信相手の男性などが絡みつつ、物語が進んでいきます。
ほとんどがカプセル内のシーン
本作は、劇中のシーンの大半が
脱出カプセル471号の中のシーンで、
人物も主人公とアラナ以外の出番は
ほとんどありません。
(他の登場人物は声のみの人物が多いです)
そんな感じなので、低予算であることが
伺えてしまう内容ではありますが、
宇宙船の脱出カプセル内でどうすることもできない
状態が続く…という映画のコンセプト自体は
面白い作品だと思いますし、
サイト管理人自身も、そんなあらすじを見て
見ることを決めたので、アイデアとしては
面白い作品だとは思います。
全体的に雑な感じはある
アイデアとしては面白いのですが、
全体的に雑な感じは多く、
宇宙船が爆破された原因となる場面の回想シーンも
”どうやってあんなに簡単に爆破したのか”とか
”職員が弱すぎる”とか、色々疑問ですし、
宇宙船に気軽に電話をかけて来るTV局だったり、
脱出カプセル内に火災が発生した際や、
酸素濃度が低下した際の雑な解決方法だったり、
色々、雑な感じです。
また、後述するような点も
より”雑な感じ”に拍車をかけてしまっている感じがするので、
”せっかくアイデアはいいのに惜しい”と感じる作品でした。
色々投げっぱなしの状態に
作中では主人公や、同じカプセルに乗っているアラナの過去など、
色々な描写も描かれますが、
最後の結末も含めて、明確な答えが出ないままになっている部分が
非常に多く感じます。
それも、”心地よい感じで謎のままにした”というよりかは
ただ単に”雑に投げっぱなし”と、感じるような部分が多いです。
まず、主人公の過去では、
主人公はある人物を撃って、その命を奪ったとされて
罪人扱いされていますが、
主人公は何故か無実を主張していて、
”撃ったけど、命までは奪っていない”と言っています。
ただ、回想シーンを見ると、相手を撃ったあとに
「その傷なら大丈夫だ」と言ってそのまま車で走り去っており
そのまま命を落としている可能性も十分あるのにも関わらず
「俺はやってない。はめられたんだ」みたいな感じの発言を
作中では繰り返しています。
ただ、結局はめられたのか、
主人公が”俺はやってない”と思い込んでいるだけの危ない人物なのかは
分からないままで、曖昧なまま終わっています。
また、アラナが宇宙船を破壊した理由もイマイチ不明
(アラナの性格を考えるとただ腹が立ったから、という理由かもしれませんが)で、
主人公の恋人・クララとのやり取りも謎を残したまま
(主人公は本当にクララから大事にされているのかどうかも怪しい感じ)ですし、
最後の結末も「万策は尽きたから大気圏に再突入する」というシーンで
終わっていて、”どうなったのかも不明”となっていました。
地上側の人間が、主人公たちの思うような悪意のある人物たちなのかも
良く分からないですし、
(最初から助ける気がないなら、そもそも通信する必要もなかったので
主人公の言うような感じなのかも疑問です)
謎が多い、と言うか投げっぱなしの部分が多かった印象を受けます。
吹き替えは棒読みが気になる
本作は吹き替え版を見ましたが
他のB級映画でも見たことのないぐらい
”全ての登場人物が棒読み”状態なのは
なかなか気になりました。
ここまで棒読み状態のキャストが
揃っている作品もなかなかないので、
私自身は、それもネタの一つとして楽しみましたが
気になる人は、吹き替え版に拘りがなければ
字幕版を見た方が良いです。
色々な映画で吹き替え版を見ていますが
ここまで棒読みな映画はなかなかないと思います。
ラストの結末ネタバレ&考察
最終的には地上から見捨てられて
主人公とアラナは、カプセル471号で、
地球の大気圏に再突入しようとするところで
物語は終わります。
ただし、成功率は22パーセントと作中のカプセルに搭載された
AIは分析しており、さらには地上も”それは無理”だと言っていました。
物語上では結末は描かれませんでしたが
確率の低さや、地上側がもしも主人公たちの思うように悪意をもって
主人公たちを見捨てたのであれば
当然”再突入に成功されては困る”わけで、
個人的にはそのまま燃え尽きてしまったのかな…?と、感じます。
地上に戻れたのならそこまで描いてもいいはず
(ゼログラビティという映画はそうでしたね)なので、
本作は戻れなかったのかな?と、そんな風に予想しています。
作中の犠牲者ネタバレ
「ソリタリー カプセル471号」の
作中で犠牲になってしまった登場人物を
ご紹介していきます。
作中の時系列順に並んでいます。
〇リチャード・アダムス
主人公が撃った人物。
主人公はそのまま立ち去ったものの、
その後命を落とした模様で、
主人公は有罪判決を受けることとなった。
(※主人公による銃撃が原因なのか、
その後誰かにトドメを刺されたのかは作中の描写からは不明)
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