劇場版ハンターハンター 緋色の幻影 レビュー&犠牲者ネタバレ!

映画

「劇場版 HUNTER×HUNTER 緋色の幻影」は、
2013年に公開された映画で、
ハンターハンター初の劇場版となった作品です。

それまでにアニメ化は2度行われており、
OVAなども発売されていましたが
”映画”になるのは、この時が初めてでした。

こちらでは、
そんな劇場版「HUNTER×HUNTER 緋色の幻影」を
実際に見た感想をお話していきます。

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幻影旅団が関わるオリジナルストーリー

原作でも人気の「幻影旅団」が関わる
オリジナルストーリーが展開される作品で、
幻影旅団のメンバーが登場したり、
幻影旅団と因縁の深いクラピカの過去の
掘り下げが行われたり、
原作では存在が語られただけの「ヒソカの前の幻影旅団No4」が
登場したりするなど、
原作ファンとしても気になる部分やエピソードが
多く語られる作品です。

映画は後にもう1本ありますが
個人的にはこっちの方が見る前にも興味を引かれた
作品でした。

時系列は…?

ハンターハンターは原作漫画の進行が
かなりスローペースなので、時系列も混乱しがちで、
私も、この映画自体を見たのは、
原作で”王位継承戦”をやってる時期だったので、
(※小説は先に読んでいたのですが、映画はかなり後になりました)
少し混乱しました。

映画内では”明言”はされていませんが、
ゴンとキルアの実力(二人ともグリードアイランドで覚えた技を使っていない)や、
幻影旅団が「団長の除念がまだ」のような発言をしていることから、
「ヨークシンシティ編のあと」で「グリードアイランドの前」であると
考えられます。

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思ったより幻影旅団の出番は少ない

幻影旅団のエピソードは色々出て来たり、
幻影旅団の人形が出て来たりはしますが、
「本人たち」の出番は思ったより少なく、
そんなに頻繁に登場するわけではなく、
途中でノブナガ・マチの二人が出て来るのと
(ノブナガはそれなりにセリフ・活躍がありますが
マチはほんの少しだけ)
終盤で主要メンバーたちが一斉に登場するぐらいで、
後はオモカゲ(この映画の敵で、幻影旅団元No4だった人物)が
作り出した人形が登場するぐらいです。

コルトピたちは登場すらしませんでした(笑)

物語の展開としては王道ながら良い感じ

物語の展開自体は、なんとなく先が読めそうな感じの
内容で、例えば新キャラのレツは、
すぐに何かあるんだろうな…と分かりますし、
突然出現したパイロ(クラピカの元親友で故人)も、
何かあることはすぐに読めるような、そんな感じです。

ただ、映画という短い時間の中で、
オモカゲやレツのエピソードを描き、
クラピカの過去に、幻影旅団のやり取りも含めるとなると
こんな感じの展開がちょうどいいと思いますし、
映画として、見ごたえのある作品であったかと思います。

オモカゲは少しあっさり気味かも…?

幻影旅団の一員であったことから
オモカゲの能力は確かに非常に強力でしたが、
最後の戦闘の際には割とあっさりと倒されてしまい
(あっさりクラピカに捕まったので、まだ奥の手が
 あるのかと思いました)、
映画の尺の都合上だとは思いますが
少し物足りなさを感じるような部分もなくはなかったです。

まだこの時点のゴンとキルアは、
そもそも”幻影旅団メンバーからは遥かに劣る実力”
だったはずなので、そのゴン・キルアたちが
クラピカたちもいたとは言え、案外あっさりとオモカゲを
追いつめたのは若干の違和感がありました。
(これがキメラアント編の後だったりするのであれば
ゴンたちもかなり強くなっているので、こんな感じだったかもしれませんが)

ただ、オモカゲの狂った雰囲気はよく表現されて
いると思いますし、敵としては良かったとは思います。

原作では見れない対決を見れるのも〇

原作では見ることができない対決を見ることが
できるのも良い点の一つで、
幻影旅団のウボォーギン(蘇生された人形とは言え…)と、
ゴン・キルアの対決や、
原作ではまだ一度も主要メンバーに向かって使われていない
念能力「ダブルマシンガン」との対決も見れたりと、
この点は、ファンとしては嬉しい部分の一つでした。

また、幻影旅団No4の前の人が見れたのも、
嬉しい部分ですね。

…それにしても、この感じを見ると
ダブルマシンガンの使い手のフランクリンは、
今、ゴンたちと戦ったら全然歯が立たなそうですが
(この時点の二人にも念でガードされてるぐらいなので)
本人には奥の手があったりするのでしょうか。
(※これを書いてる時点で37巻まで出ていますが
展開的にゴンたちと戦うことなく、ヒソカに倒されそうです…笑)

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作中の犠牲者ネタバレ

ハンターハンター緋色の幻影の
作中で犠牲になってしまったキャラクターたちを
時系列順にご紹介していきます。

〇パイロ
回想シーンでクラピカと別れたあと、幻影旅団の手によって
犠牲になる。
作中で登場した「人形」は終盤でクラピカと対決した際に
倒されて消滅する。

〇幻影旅団(人形)
ウボォーギンの人形と、パクノダの人形は中盤でノブナガによって、
マチの人形は、終盤でヒソカが乱入した際に倒されて、
シャルナークとフェイタン、クロロの人形も順番に
ヒソカによって倒されて消滅した。
ノブナガ、フランクリン、フィンクス人形は
オモカゲに吸収されて、オモカゲが倒された後に
本物によってそれぞれ始末されている。

〇オモカゲ
終盤でゴンたちと激突、クラピカによって
捕らえられた際に、
背後からレツに刺されてそのまま絶命する。

〇レツ
本来のレツは兄であるオモカゲの実験に巻き込まれて犠牲に
なっていて、既に故人。
作中で登場するレツは、オモカゲが本当のレツをベースに
作り出した人形で、終盤でオモカゲを止めたあとに
自らも炎に包まれる建物に残って犠牲となる。

続編レビュー⇒ハンターハンター ザ ラストミッション
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