映画「プロジェクト・ヘイル・メアリー」は
2026年に公開されたSF映画で
2021年に発売された小説を原作とした作品です。
学者であり、教師でもあった主人公の
ライランド・グレースが宇宙船の中で
記憶を失った状態で目を覚ますところから
始まっていく物語が描かれます。
こちらの映画を実際に見た感想や
ネタバレをお話していきます。
原作小説を見たことが無くても大丈夫?
本作は2021年に登場した小説が
原作となっていますが
原作小説を見たことが無い場合でも、
特に映画を見る分には問題なく、
ちゃんと映画単体で物語を理解できるようになっています。
サイト管理人自身も原作小説は読んだことが
ありませんでしたが、本作を問題なく楽しむことができました。
地球に危機が訪れて…?
作中では太陽のエネルギーが
アストロファージと呼ばれる未知の微生物によって
弱められつつあることが判明し、
そのまま放置しておけば、地球の温度が急激に低下、
食糧難などが発生し、壊滅的な事態を招く可能性が高いことが
判明します。
その調査のための宇宙船が記憶喪失のグレースが
目を覚ました宇宙船であることが後に判明し、
主人公は宇宙船の中で少しずつ記憶を取り戻しながら
(回想シーンという形で少しずつ描かれます)
地球の危機にも立ち向かっていく話が描かれます。
なお、地球の危機を救うために宇宙に行く…という展開は
ディザスター系の映画でもよく見られる展開ですが
本作はディザスター映画ではなく、
地球の危機の部分はあくまでもバックグラウンド的な存在で
主に描かれるのは宇宙での冒険的な部分になります。
この映画の見どころは途中で遭遇する宇宙人
映画の途中では主人公と同じ境遇で
宇宙を彷徨っていた宇宙船と遭遇します。
そこには地球とは別の惑星からやってきた岩のような形の
宇宙人がいて(敵対するタイプの宇宙人ではなく、
だんだんと仲良くなっていきます)ロッキーと名乗るその宇宙人と
主人公は次第に相棒として絆を強めて行き、
共に地球と、ロッキーの惑星の危機に立ち向かっていくことになります。
このロッキーの存在がこの映画の一番の見どころのような部分で
最初は不気味な感じもありますが、
ボールのようなものに入って(※地球人が生活できる環境は
ロッキーたちにとっては毒となるため)主人公の宇宙船に遊びに来たりする姿に
何となく愛着も湧いて来るキャラクターになっていました。
中盤以降はこのロッキーとの助け合いが映画の中心的な部分の一つと
なって描かれて行きます。
地球の危機を救う系のSF映画で、こういう感じのキャラと出会う作品は
そこまでたくさん無い気がするので
(宇宙人が人型で、その宇宙人と協力するケースはそこそこある気がしますが)
個人的には珍しく感じました。
重すぎず、コミカルな雰囲気も
本作は、地球の危機が迫り、宇宙に旅立った上に
宇宙船内で記憶を失っているという状況からスタートしていますが
そこまで暗く、重くなるような話ではなく、
特に前半~中盤にかけてはどことなくコメディ路線に
感じるような描写もありました。
若干、前半部分はおふざけな感じが気になる人も
いるかもしれませんが、
真面目にやるところはちゃんと真面目にやっていますし、
上手くバランスの取れている作品であるかと思います。
宇宙船内の…
こういう映画を見ると、
宇宙船内での生活が快適かどうか、
ついついそんな部分も見てしまいますが
本作の宇宙船はそれなりに快適そうな印象で、
地球の環境を再現した映像を見ることができる部屋や、
映画も見れるような環境があったりと、
それなりに充実した感じに見えました。
作品によってはもっと暗い感じの宇宙船のこともあるので
本作の宇宙船はそれなりに過ごしやすそうな感じですね。
(※今のところ見た映画の中で一番過ごしやすそうな宇宙船は
「パッセンジャー」に登場した宇宙船ですが…)
回想シーンでは…
主人公が記憶喪失の状態からスタートするため、
回想シーンと言う形で、主人公がどんな人間なのか、
何が起きたのかが描かれて行きます。
基本的に現在のシーンの方では地球人は登場せず
(既にクルーは命を落としているため)
宇宙人のロッキーだけが登場する形で
人間の登場人物は回想シーンが中心の登場になっています。
回想シーンの方の物語もそれなりによく出来ていて
記憶喪失になっていた原因が仕方のないこととは言え、
なかなか理不尽な理由であることも終盤の方で判明しています(笑)
…そういえば、映画内では
主人公が目を覚ました時にクルーの二人が既に命を
落としていた理由は語られてなかったと思うので
その部分は(悪い意味ではなく)気になりました。
最終的な結末は?
最終的にはロッキーと協力して地球とロッキーの惑星を救う方法を見つけ出し、
二人は一旦別れてそのまま互いに帰路につきますが、
主人公は回収した物質の特性から、このままではロッキーの船とその命が
危ないことに気付き、引き返せば地球に戻ることができない覚悟で
ロッキーの船を追いかけて、ロッキーと再会、
ロッキーを救い出すことに成功します。
その後、地球とロッキーの惑星は無事に救われ、
主人公はロッキーの星で地球の環境を模した空間を作って貰って
そこで快適な生活をしつつ、別の惑星でも教師として
働いている姿が描かれていました。
ラストのシーンではロッキーから
「地球に戻れるように準備もできた」と言われており、
主人公がその気になれば地球に戻ることもできることも
示唆されていました。
(主人公は考える、とだけ答えて映画内ではどうするかは決断していませんでした)
作中の犠牲者ネタバレ
「プロジェクト・ヘイル・メアリー」の作中で
犠牲になってしまった登場人物をご紹介していきます。
〇マーティン・デュボア
ヘイル・メアリー号に乗船予定だった科学の専門家。
直前の爆発事故で命を落とす。
〇アニー・シャピロ
デュボアの補欠要員だった科学の専門家。
同じく爆発事故で命を落とす。
〇オリーシャ・イリュヒナ
ヘイル・メアリー号のクルー。
グレースが目を覚ました時には既に命を落としていた。
〇ヤオ・LJ
ヘイル・メアリー号の船長。
グレースが目を覚ました時には既に命を落としていた。
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