ハイラルヒストリア ゼルダの伝説大全のレビュー!ゼルダの設定資料!

ゼルダの伝説

2011年に発売された
ゼルダの伝説の設定資料集「ハイラルヒストリア」を
実際に読んだ感想をお話していきます。

ゼルダの伝説シリーズの歴史(当時まで)などをまとめた
本で、シリーズファンであれば非常に読み応えのある本に
仕上がっています。

なお、私の持っているものは
2015年の第7刷版なので、
もしかしたら、それ以前のものとは
細かい違いがあるかもしれませんが、ご了承下さい。

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ゼルダシリーズの設定資料!

ゼルダの伝説シリーズの設定資料集で
内容はゼルダシリーズの漫画を執筆している
姫川明さんによる新作漫画(32ページ)と、
各シリーズ作品の設定資料(設定画など)、
ゼルダの伝説シリーズの作中内での時系列解説、
ゼルダの伝説シリーズの歴史、
スタッフのメッセージとなっています。

非常にボリュームのある本で、
シリーズファンであれば
満足できる(と思う)本になっています。

ただしハイラルヒストリア自体は
発売されたのが2011年になりますので
その時点の最新作である
「ゼルダの伝説 スカイウォードソード」の情報までに
なっています。

その後に発売された「ブレスオブザワイルド」や
「ティアーズオブザキングダム」「神々のトライフォース2」などの
情報に関しては当たり前のことですが記載されていません。

シリーズの時系列が面白い

「暫定」という形ではありますが
公式で「ゼルダの伝説シリーズの時系列」が明かされていて
これがなかなか読み応えがありました。

しかしまさか、時のオカリナの時点から3つに分岐しているとは
思いませんでした(笑)

もちろん、
それぞれの作品をプレイする上では知らなくても
大丈夫なレベルの繋がりしかゼルダの伝説シリーズには
盛り込まれませんが、
知っているとより深い感じがして、なかなか良いですね。

ハイラルヒストリアには色々なコーナーがありますが
個人的にはこの時系列のコーナーが一番お気に入りでした。

もちろん、ゲーム内の時系列だけではなく
現実世界でのゼルダシリーズの発売時系列みたいな
コーナーも存在しています。

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新作漫画も良い感じ!

姫川さんによる漫画版ゼルダはいつも完成度が非常に高く、
私もトワイライトプリンセスや時のオカリナ、ふしぎの木の実など
たくさんの作品を読んでいます。

ハイラルヒストリアに収録されているのは
スカイウォードソードの時代のリンクの前世的なものを
描く作品で、32ページ(最初の8ページはカラー)の作品になっています。

スカイロフトが誕生するまでのお話で
いつも通り絵も綺麗ですし、
内容はオリジナルですが、いつもながらに
上手くゲームの世界とリンク(緑のリンクのことではなく…)していて
非常に上手だと思います。

どことなく切ない感じも良いですね。

そういえば、2022年現在もスカイウォードソードの漫画は出ていないので
(ブレスオブザワイルドも出てませんが)
姫川さんの次回作にも期待したいところです。

設定資料も充実

当然、設定資料も充実していて、
初代から当時の最新作であるスカイウォードソードまで
しっかりと色々なイラストや設定画が記載されています。

当時の最新作が「スカイウォードソード」だったため
若干スカイウォードソード比率が多めではありますがバランスの良い
設定資料集になっているように感じますね。

なお、個人的に
「歴代リンク・ゼルダ・ガノンドロフ」のCGやイラストを
並べたページが好きでした。

リンクもゼルダもガノンもかなり別人のように
変化を遂げて来ていて、
今後もどうなっていくのか楽しみなところです。

開発者のメッセージも収録

よくあるインタビュー形式ではありませんが
開発者のメッセージも二人分収録されており、
一つはゼルダ25周年(当時)に寄せた
宮本茂さんのメッセージ、
もう一つは設定資料集の編集を終えて、という
あとがき的なコメントとして
ゼルダシリーズのプロデューサー・青沼さんの
メッセージが記載されています。

他のスタッフのインタビューなどはなく、
それぞれ2ページずつですが、こういった読み物が
用意されているのも良いところですね。

攻略本ではない

当たり前のことではありますが、
ゲーム関連の本にあまり詳しくない人だと
引っかかってしまう可能性もあるので
一応書いておきますが
”ハイラルヒストリア”は攻略本ではありません。

スカイウォードソードも含め
攻略記事は載っていないので、
攻略本を探している人は注意してください。

スカイウォードソードの場合だと
Wii版当時に攻略本が確か5種類、
スイッチに移植されたHD版の時に1種類発売されているので
そちらを探しましょう!
(攻略本の方がハイラルヒストリアより入手しやすいとは思います)

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表紙が良い感じ

本自体は少し重みのある感じで、
通常の攻略本とは違う、立派な感じの
(小説に良くある感じのタイプのやつですね)本に
なっています。

持つのに重すぎる、という感じもなく
高級感もあって良いのではないでしょうか。

本のカバーはとてもシンプルなデザインですが
これもゼルダの伝説感が出ていて個人的には好きですね。

価格は高いので、ファン向けではある

ハイラルヒストリアの価格は3100円+税となかなかの
価格になっています。

元々ゲームの攻略本よりも
設定資料集の方が高いのですが、
その中でも特に高い部類であるのは事実なので、
このあたりは人を選びそうな感じはします。

私も含め、ファンにとっては
その分の価値も見いだせるとは思いますが
「そこまででは…」という人にとっては
若干割高に感じる部分はあると思います。

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