ファミコン版「グラディウス」は
1986年4月に発売されたソフトで、
前年にアーケード(ゲームセンターなど)向けに発売された
初代グラディウスを家庭用ゲーム機向けに
移植した作品になっています。
当時のハードのスペック上から、
アーケード版とは見た目からして、だいぶ違う作品になりましたが
ステージ構成などは再現されており、
しっかりと楽しめる作品になっています。
こちらでは、そんなファミコン版「グラディウス」に
ついてレビューや解説をしていきます。
「ファミコン版」はどの機種で遊べるの?
「グラディウス(初代)」は色々な機種に
発売されていますが
ファミコン版が遊べるのは一部の機種になっています。
(他はアーケード版の移植が多いため)
ファミコン版を遊べる機種は
現時点で下記の通りとなっています。
・ファミコン
・Wii(バーチャルコンソール)
・WiiU(バーチャルコンソール)
・ニンテンドー3DS(バーチャルコンソール)
・ニンテンドースイッチ(オンライン特典のひとつ)
・ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピューター(収録タイトルの一つ)
以上になります。
パッケージとして発売されているのはファミコン版のみと
なっており、他はダウンロードや、他ソフトとのセットでの
収録になっています。
なお、Wii版は2019年に配信が終了していますのでご注意ください。
↑以外の家庭用ゲーム機に移植されている
グラディウスは「ファミコン版」ではありません。
ファミコン版はどこが違うの?
ファミコン版の主な違いは下記の通りです。
・グラフィックの大幅な変更
・装備関係の変更(オプションが最大2つまで、など)
・裏技の搭載
・BGMの調整(曲は同じでも音源などがファミコン用に調整されている)
・オプション機能の搭載
・ステージ途中の敵の配置や一部演出
などが異なります。
特に、グラフィックは大きく異なるので
見た目から「あ、違うな」と、他の機種版と比べてみれば
すぐにわかると思います。
なお、ステージ構成自体は、アーケード版と変わりません。
(続編のグラディウスⅡのファミコン版はかなりステージ構成も
違うので、その点は大きく異なっています)
個人的な感想
ファミコン版グラディウスを実際にプレイした感想を
お話していきます。
私はファミコン版と、ニンテンドースイッチオンライン版で
それぞれプレイしています。
・シューティング好きなら
グラフィックはいかにもファミコン!という感じですが
シューティングゲームが好きなら無難に楽しめるはずです。
特にグラディウス好きなら、他機種版(アーケード版の移植系)を
遊んでいても、ぜひ遊んでほしいところです。
だいぶ、雰囲気が違いますからね。
・今ならスイッチ版…
今ならスイッチ版で遊ぶのがやりやすいと思います。
アレンジバージョンも楽しめますし、
中断セーブもあるので、かなり遊びやすくなっている印象でした。
(ファミコン版はセーブとかはありません)
・小さいころに…
グラディウス1が発売された当時、私はそもそも生まれてすら
いなかったのですが、小さいころにプレイしてみました。
が、当時は全く歯が立たず…
1面の火山噴火のところでいつもやられてしまっていました笑
・大きくなってから…
大きくなってシューティングゲームが好きになってから
再度プレイした時には、案外あっさりクリア…
やはり、大人になると色々変わるものですね…笑
・クリアだけならすぐに終わる
クリア目的だけなら1時間とかからず終わります。
昔のゲームなので、隠し要素なども特にありませんから
その点は寂しく感じるかもしれません。
今のゲームと比べてしまうと、どうしても
物量的には負けてしまいますからね。
ステージ構成は?
ファミコン版グラディウスのステージ数は
全部で7ステージです。
これは、アーケード版や他機種版と(PCエンジン版など
追加ステージありのものは除く)同じステージ数に
なっています。
1・火山ステージ
2・ストーンヘンジステージ
3・モアイステージ
4・逆火山ステージ
5・触手ステージ
6・特殊細胞ステージ
7・ゼロス要塞ステージ
となっていて、ボスは1~5がビッグコア、
6は細胞核、7はゼロスとなっています。
ラスボスは「ゼロス」という名前の
脳みそのような敵ですが
何も攻撃してこないため、
地形への接触(地形も複雑ではないので
わざとぶつかりでもしない限り平気でしょう)だけ
気を付けていれば問題なく倒せるはずです。
(関連記事⇒グラディウスシリーズ全作品のステージ・ボス一覧)
売上はどのぐらい?
ファミコン版グラディウスの売上は
約110万本と言われており、
ミリオンセラーを記録しているタイトルです。
このころはシューティングゲーム全盛期だったために、
家庭用向けグラディウスの中では
最大の売上を記録しています。
今だと完全新作が出ても厳しい売上になることが
多いシューティングゲームですが
当時はまるで違った!ということですね。
隠しコマンドなども存在
ファミコン版グラディウスの裏技をまとめました。
・フルパワーコマンド
ゲーム中にポーズをかけて
上、上、下、下、左、右、左、右、B、Aと入力する。
(※使用回数制限あり)
・コンティニューコマンド
ゲームオーバーになった際に、
タイトル画面に戻る前に
上、下、B、A、B、A、B、A、B、Aを入力する。
・ワープする条件
下記のステージごとに条件を満たすと、
ワープすることが可能になっています。
1面・
スコアを1000の位を偶数にして4つのハッチを破壊する
2面・
ビッグコアを2秒以内に破壊する
3面・
ステージ内のモアイを13体以上破壊する。
※ファミコン版以外の隠し要素・裏技については
⇒グラディウスシリーズ全作品の隠し要素・裏技まとめをご覧ください!
続編は発売されているの?
グラディウスシリーズはこの後も多数の
続編が発売され、
ナンバリングタイトルはVまで発売されているほか、
多数の外伝作品も発売されています。
ファミコンでもこの後、
「グラディウスⅡ」が発売されています。
(※続編レビューはこちら⇒ファミコン版グラディウスⅡのレビュー)