映画「アサシンクリード」のレビュー!原作を知らなくても大丈夫?

映画

映画「アサシンクリード」は2016年に公開された映画で、
ユービーアイソフトから展開されている
人気シリーズ「アサシンクリード」の実写映画版となります。

主人公の前世にあたる過去の記憶と、
現代の物語が描かれていく特徴的な
スタイルが取られています。

こちらの映画を実際に見た感想をお話していきます。

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原作未プレイでも大丈夫?

ゲームが原作の映画となると、
原作を未プレイでも大丈夫なのかどうか、
という部分は気になるところだと思います。

この点に関しては
”そこそこ分かりにくい部分がある”というのが
答えになります。

物語自体、なんとなく理解はできますが
私自身、ゲームはこのサイトでレビューを大量に書いている通り
かなり遊ぶのですが
洋ゲー系の大作アクションやRPGはあまり遊ばず、
アサシンクリードシリーズも1本も遊んだことがない状態で
この映画を見ました。

そのため、イマイチハッキリとは分かりにくい部分や、
不可解な描写がそれなりにありました。

ただ…”ゲームをプレイしていれば分かる”内容なのか
”そもそもゲームをプレイしていても、映画自体が分かりにくい”内容なのかは、
私はゲーム自体は未プレイなので何とも言えないところです。
(もしかしたらゲーム版を遊んでる人でも分かりにくいだけかも
しれないですからね…)

アクションはそれなりに迫力あり

映像面は過去の戦いの描写なども含めて
結構な迫力が表現できているように感じます。

CGが多そうな感じもありますが
見てる分には、迫力はありますし、
戦いの感じも上手くできており、
十分に楽しめました。

現代での戦いの場面はそんなにはないですが、
過去の描写の部分なども含めると
映画全体でそれなりに戦いの描写があるので
アクション面は注目点の一つだと思います。

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アニムスの描写がシュール

主人公は作中に登場するアブスターゴ社と呼ばれる会社の
研究施設のアニムスと呼ばれる装置で、
自分の過去を追体験していくような形になりますが、
その際に、過去での自分の動きとシンクロして、
装置のある部屋で同じ動きをしている
主人公の描写が度々挿入されています。

これ…必要だった?と思ってしまうような感じですが
なかなかシュールな光景で
印象には残る描写でした(笑)

普通に…何も動きを入れずに
頭に装置か何かを繋いで
過去の記憶を追体験するだけで
良いような気もしてしまいますけど…笑

登場人物の名前をあまり呼ばない

見ていて気付いたのですが、
登場人物の名前を呼ぶ回数が全体的に少なく、
”登場人物”自体は分かるものの、名前があまり分からないまま
映画を見ている感じでした。

結構、主要人物の名前は繰り返し呼ばれることが
(映画では)多いですが
本作は主人公やヒロイン的存在ぐらいしか
あまり名前を呼ばれず、
それなりに出番があるのに、エンディングまで見ても
”あれ?そういえばあの人、名前呼ばれてたっけ?”という人が
多かった印象です。

続編もありそうな終わり方…

終わり方としては中途半端な感じで、
果実と呼ばれるものを悪用しようとしていた
アランを倒すことには成功したものの、
その娘だったソフィアや、アブスターゴ社の警備員のリーダーらしき人物などは
残っていて、
主人公のカラムとそれなりに親しくなっていた様子のソフィアも
父の命を奪われたことで敵対しそうな雰囲気(?)で、
物語は終わりを迎えています。

また、アランとよく会話をしていた偉い人らしき人物も
まだ残っていて、物語としては
”一応の決着はついたものの、途中で終わっているような”
そんな印象を受ける結末でした。

ただ…2024年現在、この映画から既に8年が経過していますが
続編が登場している様子はないことから、
今からこの続きが描かれることは無さそうですね。

人を選びそうな感じはある

映画の内容としては
非常に人を選びそうな感じで、
世界観から、登場人物などなど、
かなり癖のある内容になっています。

原作のアサシンクリードファンが
どう感じる映画なのかは(私は原作は遊んでいないので)
私には分かりませんが、
ゲームに思い入れがあまりない人にとっては
わざわざ無理をしてみるほどでもないかな…?という
印象は受けました。

私自身は一度再生した映画は最後まで見る主義なので、
ちゃんと最後までは見ましたが…(笑)

ただ、なんとなくの理解で、アクション部分を中心に
楽しむなら、それなりには楽しめるとは思います。

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作中の犠牲者ネタバレ

映画「アサシンクリード」の作中の犠牲者ネタバレを
ご紹介していきます。
作中の時系列順に並んでいます。

〇過去の仲間
過去の時代のアギラールの仲間。
共に敵と戦うも、敵の騎士によって人質にされた際に
斬られてしまい、命を落とす。

〇過去の敵戦士
過去の時代のアギラールと敵対した戦士。
アギラールの仲間を斬りつけたあとにアギラールと対決、
激闘の末にアギラールによって倒されて絶命した。

〇メアリー・リンチ
主人公の母親。カラムの幼少期の回想シーンで、
父親のジョセフによって命を奪われた状態で発見される。

〇ジョセフ・リンチ
主人公の父親。カラムとはアブスターゴ社の研究所で再会。
終盤で研究対象の人間たちが一斉に反乱を起こした際に
アブスターゴ社の警備員たちによって命を奪われる。

〇若い仲間
アブスターゴ社の研究所で研究対象になっていた男。
戦うことを決めたカラムと共にアブスターゴ社の警備員たちと戦うも、
その場で命を奪われる。

〇アラン・リッキン
アブスターゴ社の社長。
”果実”を入手して、演説をしている最中に
カラムの襲撃を受けて、呆気なく絶命する。

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