エアポート2018のレビュー&ネタバレ!ホラー要素も盛り込まれた作品!

映画

「エアポート2018」は、2018年に公開された映画で、
飛行機内でトラブルが起きる
定番の内容が描かれる作品です。
(エアポートと名のつく映画は、大抵フライト中に何か問題が起きて
 機長や乗客らが対処していく感じの内容のものがほとんどです)

この2018は「幽霊」が原因で飛行機にトラブルが起きるという
少し変わり種の内容で(他にもあるにはありますが)
ホラー的な要素も少し加わっている作品ですね。

なお、他のエアポート同様に
「エアポート」と名のついた他の映画との関連性はなく、
独立した作品です。
(海外のB級映画では名作に似せた題名の邦題がつくことが多く、
エアポート系も大量に登場していますが
ほとんどはシリーズモノということではなく個別の作品です)
そのため、他のエアポート系を見たことがなくても、
本作からでも問題なく見ることは可能です。

こちらでは、そんな「エアポート2018」を実際に見た感想をお話していきます。

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ホラー要素も盛り込まれたエアポート

「2018」は、ホラー要素も盛り込まれた作品で、
飛行機の機内で奇妙な現象が多発、
やがて幽霊が出現するなど、ホラー的なテイストのある作品です。

エアポートシリーズでも、例えば2021は、
犯罪組織の計画を阻止するために協力することになる内容だったり、
2022は爆弾が持ち込まれたことによって着陸できなくなったり、
”人為的なもの”が原因でしたが、
この2018は「幽霊」という、また少し変わった原因で
飛行機に危機が訪れる形になります。

そこまで過度は恐怖感はない

ホラー系、と言われると
ホラー映画が苦手な人は躊躇するかもしれませんが、
実際に見た感じ、”そこまで過度な恐怖はない”感じでした。

もちろん、極端にホラー系の描写が苦手な人には
それでも怖いと感じると思いますが、
そこまででなければ、そんなに怖い感じの描写は
なかった印象です。

途中で、機内食のサラダに虫が混入
(これは幽霊のせいなのか、単に腐ってたのか
 どっちなのかは不明)している描写があり、
個人的にはそれが一番怖かったですね(笑)

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それなりに個性的な登場人物

エアポート系の映画は、乗客の面々も
大事な要素の一つで、本作もそれなりに癖のある
登場人物たちが登場しています。

お約束と言えばお約束のメンバーで、
「真っ先にパニックに陥って騒ぎ出す人」
「ちょっと正義感が強くて、問題解決をしようとする人」
「保安官か警察系の人」
などなど、”よく出て来るような”人たちが揃っています(笑)

保安官の人も、最初は少し怪しい感じで、
何かあるのかと思いましたが、ただのいい人でした(笑)

副操縦士や、客室乗務員の男も、
途中まではちょっと怪しい感じもあったりして、
それなりに個性的な面々が揃っていたと思います。

…それにしても、保安官じゃない方の屈強な感じの男の乗客は
何をしてる人だったのでしょう?
保安官ではなさそうでしたし、最後まで分かりませんでした笑
(作中で特に説明はなかったような…(聞き逃してるだけかもしれませんが))

犯人は意外な人物

作中では、飛行機が幽霊に狙われた理由が
そこに、これまでに何人もの命を奪って来た
凶悪な人物が乗っているからで、
乗客を恐怖に陥れた幽霊たちは、
その人物によってかつて命を奪われた人物たちで、
目的も、その人物への復讐でした。
(逆に、他の乗客はあまり眼中にないようで、
終盤で復讐を達成した後には、飛行機はすぐに
普通の空間へと戻っています)

その犯人と言うのが、序盤から頼りある感じだった機長で、
これは少し意外でした。
(個人的には保安官か、保安官に協力してた体格の良い男か、
 最初に騒いでいた人、客室乗務員の男あたりが怪しいと思っていました)

最後まで”俺はやってない”みたいな態度を貫いていて、
本当に追い詰められる時まで「はめられてるんだ」みたいな態度だったので、
本性を現すまで、実は機長に銃を向けてる保安官の方が犯人なのでは?などと
思ってしまっていたぐらいです(笑)

結局、機長が犯人で、その機長が幽霊たちによって始末されて、
幽霊たちは飛行機から去っていく形となり、
副操縦士のライアンがなんとか、飛行機を着陸させたところで
物語は終わります。

なお、ジャック機長以外の犠牲者は出ず、
エアポートシリーズの中でも犠牲者は少ない感じで
終わりを迎えています。

ちょっとした考察

作中のちょっとした考察をしていきます。

・幽霊たちはどうしてジャックを真っ先に狙わなかったの?
これは謎ですが、
乗客たちにジャックの悪事を知らしめてから仕留めたかったのかな?と
個人的には思います。
最初からジャックを仕留めてしまうと、ただ単に
「突然命を落とした可哀想な機長」になってしまうため、
先に事件の犯人であることを知らしめてから仕留めたのだと、
そう思います。
なので、乗客たちの前に何度も姿を現して、乗客たちを直接傷つけたり
することなく、気付いてもらえるのを待っていたのではないでしょうか。

・ジャックはどうして証拠になるものを持ち歩いていたの?
これは単に、ジャック自身が正常な考えの持ち主ではない、ということだと
思います。

・虫が入っていたサラダは?
これは…あまり幽霊は関係無さそう(単に腐ってた)ような気もしますが
幽霊の影響で、サラダが変質したのかもしれません。
(ただ、水は普通でしたし、幽霊たちの目的を考えると
サラダに虫が入るような状態にしてもあまり意味なさそうなので、
これは関係ないような気もします)

作中の犠牲者ネタバレ

「エアポート2018」の作中で犠牲になってしまった
登場人物をご紹介します。

〇被害者たち
ジャック機長のかつての被害者たち。一人目は事故であった模様であるものの、
それ以降はジャック機長が自ら命を奪う気で攻撃している様子が
見受けられ、複数人がジャックに命を奪われている(それぞれの人物の名前は不明)

〇ジャック機長
過去にジャックが命を奪った人物たちの幽霊によって、
銃を自分に向けさせられてしまい、自ら命を絶つ形で犠牲に。
その後、幽霊になったジャック機長は、被害者たちの霊に飛行機からも
引きずり降ろされて、どこかへと消え去ってしまう結果に。

〇その他のエアポートのレビュー
エアポート2021
こちらは航空機同士のバトル(片方は占領された)が描かれる作品です。

エアポート2022 ザ トップガンナー
こちらでは、爆弾が機内に持ち込まれてパニックが発生します。

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