ニンテンドースイッチ向けに配信された
「Drone Delivery Simulator: ドローン配達シミュレータ」を
実際に遊んだ感想をお話していきます。
その名の通り、ドローンで荷物を運ぶことを目的としたゲームで、
非常にシンプルなスタイルが特徴的な作品です。
ひたすらドローンで荷物を運ぶゲーム
”シミュレーター”とありますが、そんなに難しい感じのゲームではなく
やることはシンプルで、ひたすら”ドローンで荷物を運ぶ”だけです。
まず、メニュー画面から好きな荷物(最初はピザのみで
だんだんアンロックされていきます)を選択、
選択すると、荷物の受け取り場所が画面に表示されるのでそこまで向かい、
荷物を回収したら、お届け先が画面に表示されるので
制限時間内にそこまで荷物を運ぶ…
これを完了すると報酬が貰えて、
また次の仕事を選んで…の繰り返しです。
難しい経営系の内容とか、そういうものはなく、
ひらすたに荷物を運び続けるだけなので、
「〇〇シミュレーター」と名のついているゲームの中でも
特にルール的には簡単な内容に仕上がっています。
なお、ドローンの操作自体も
やりやすく、ドローン系のゲームの中には
妙に操作が難しいものもありますが
本作の操作は非常にシンプルなので、分かりやすい点は〇だと思います。
マップは1種類。そんなに広くない
マップは1種類で、そこまで広くはなく
”ステージが1個”みたいな感じの広さです。
最初からずっと同じ場所で、
運ぶ荷物による違いも制限時間が変わるだけなので、
”すぐにマンネリ化してくる”ゲームであるのは確かで
最初の数分を遊んだら、あとはずっと”作業ゲー”みたいな
感じの内容になっているのは確かですね。
荷物による違いは制限時間のみ。無謀な時間のモノもある
荷物を運んでいるとプレイヤーレベルが徐々に上がっていき、
それに応じて荷物もアンロックされていきますが、
荷物による違いは制限時間と見た目(特に見た目以外に影響はない)が
変わるだけで、他には特に何も変わらないので、
”荷物によって運び方が違う”とか、そういうことはありません。
前述した通り、マップも1個なので、
”最初からずっと同じことを続ける”ゲームで、
完全なる作業ゲーです。
私は”作業ゲー”(単調な作業や同じ作業をずっと繰り返す感じのゲーム)も
嫌いじゃないのでそれなりに楽しめましたが
作業ゲーの類が苦手な人には向いていないかもしれません。
なお、後半でアンロックされる荷物は
”制限時間が少なすぎ”で、
出現場所や注文された家によっては
”どんなに早く動いても絶対にクリアできない”状態に
なってしまっていて、これは個人的にマイナスです。
(※ただし、荷物ごとにクリアマークがついたりはしないので
時間が短すぎる荷物は無視しても良いのですが)
ドローンの種類は割と豊富。効果音は欲しいかも?
ドローンの種類は割と豊富で、
荷物を運ぶとその都度貰えるゲーム内のお金で
どんどん好きなドローンを解放して、使うことができます。
ドローンは最高速度などの能力が
機体によって違うので、
見た目だけではなく、使用感も多少変わります
(アップグレードする要素もあります)
ただ、何故かドローンの効果音が全くないので
終始”無音”で飛行していて、
ちょっとこの点は寂しい感じはしました。
(妙にノリの良いテンポのBGMはやたらとボリュームがでかいですが、
ドローンの効果音がありません笑)
やり込み要素はあるの?
やり込み要素としては、ひたすらドローンで荷物を届けていると
レべルが上がっていくので、そのレベルをとにかく上げていくことと、
ドローン全ての購入・アンロックになりますね。
その他の要素はありませんが、
ドローンの購入には結構の量の荷物を運ぶ必要があるので
”全部のドローンを購入しよう”と、いうことになると
結構時間を使うことにはなると思います。
(と、言っても10時間はかかりませんが)
また、レベルは荷物のアンロックが終わったあとも
(※ある段階でレベルを上げても荷物が増えなくなります)
上がり続けていくので、
このレベルを上げ続けるのもやり込み要素の
一つではあります。
(…このレべルの上限がいくつまでなのかは分かりませんが
私は110を超えてもまだレベルが上がり続けているので、
ギブアップです笑)
天気は変わらない気がする
公式のストアページの説明文を見ると
”変わる天候と環境で巧みな飛行をマスターします”との
説明文もありますが、
プレイしていた感じ、”天気が変わる要素”はないような気がしました。
(ずっと同じ天気で、時間帯の変化もなし)
マップも1種類なので、このあたりは
単調な雰囲気に拍車をかける要因になってしまっています。
公式の説明文にもある通り”変わる天候”とやらが
実装されていれば
もう少し新鮮な気持ちで遊ぶモチベーションを
保つことができるようになり、
良いのではないかと思います。
日本語非対応は大きな問題なし
本作は日本語には対応しておらず、
英語表記となります。
シミュレーター系は、中には”英語だけだとプレイに支障が出るもの”も
ありますが、本作はルールが非常に簡単なので、
英語を全く読めない場合でも、最初に流れさえ理解してしまえば
特に問題なく遊べるような内容になっています。
ストーリーなどは存在せず、
オプションで細かく設定したりしないと
ゲームを十分に楽しむことはできない…みたいなことも
ありませんので、
この点は安心して頂いても、大丈夫なのではないかと思います。
⇒switchソフトレビュー一覧に戻る
本作以外のニンテンドースイッチソフトのレビューは↑をご覧ください。