「Crasho Cars」は
ニンテンドースイッチ、PS4、PS5などに配信された
カーチェイス系のゲームです。
パトカーからどれだけ逃げ回ることができるかどうかを
競う、非常にシンプルな内容のゲームで、
ギミックなどもほとんどなく、
純粋に”ゲームオーバーになるまでのスコアを競う”という
レトロスタイルなゲームとなっています。
こちらを実際に遊んだ感想をお話していきます。
※私が遊んだのはニンテンドースイッチ版となります。
「超」シンプルなゲーム
内容としては、本当に”パトカーから逃げ回るだけ”で
どれだけ逃げ回ることができるかどうか、
ハイスコアを競うゲームです。
それ以上でもそれ以下でもなく、
ストーリーモードなどはありませんし、
ステージクリアの概念もありません。
時間帯はランダムで変わりますが
ステージも妙に広大な砂漠のみです。
(何でこんな場所でカーチェイスしているのかもよく分からないですが…
たぶん、砂漠だとオブジェクトが少ないので開発が簡単なのかもですね…)
モードなどもなく、ゲームスタートとオプションぐらいの
非常に簡素な感じになっていて、
ゲーム中にはギミックなどもほとんどない
(一応アイテムは2種類だけある)という
完全に開き直ったぐらいの感じのゲームになっています。
アイテム自体は「ゲーム内で使えるお金」と、
「周囲のパトカーを倒すことができるアイテム」となっていて、
複雑なアイテムなどはありません。
当然のことながら、長く遊ぶのはなかなか厳しいです。
操作自体は分かりやすく、やりやすい気はする
ゲーム内容はスカスカなのですが
操作自体は非常にシンプルで、やりやすい感じな
気がしました。
カメラがぐるぐるするので、人によっては
やりにくく感じる可能性もありますが、
こういったゲームの中には
”カーブ”の性能が悪くてそもそも車を動かしにくいようなゲームや
思うように操作できない(操作方法は分かっても車が妙にすべるなど)
することも多いので、
それらに比べたら大分操作はしやすいとは思います。
内容はかなり薄めなので注意
内容は非常に薄く、
ハイスコアを目指すモードのみ、
かつ、ステージも1種類です。
一応、ランダムで昼間・夜間など
時間帯は変わりますがそれだけで、
砂漠以外の場所に行くことはありません。
また、車は4種類(見た目は色が違うだけで、
一応能力は違う)、カスタマイズ要素はなし、
敵の種類もパトカーのみ、
特にステージクリアなどをしていく要素もなし、と、
レトロゲーム的な作りなので、
長く遊ぼうと思っている人は注意が必要です。
よくセール価格になっていますし、
私もセール価格で購入しましたが、
定価は999円(Switch)なので、
この内容で999円とは随分挑戦的なような…
そんな印象は受けてしまいました。
せめてステージが複数あったりすれば
大分印象も違うのですけどね…。
車は4種類。この購入が唯一のやり込み要素
車は4種類存在しており、
ホワイト、レッド、ブルー、パープルの4種類が
存在しています。
最初はホワイトのみしか使用できませんが
ゲーム中で入手できるお金を使って
残りの3台をアンロックしていくことになります。
これがこのゲームの唯一のアンロック要素・やり込み要素で
それ以外は自己満足でハイスコア更新を目指すのみとなっているため、
(PS4/PS5版ならトロフィーはあると思いますが)
やり込み要素もほとんどありません。
なお、車のアンロックにかかるお金は
この手のゲームとしては結構易しいほうなので、
(内容が薄いのにかなりの回数遊ばせようとするゲームもあるので)
この点は割と親切のような印象は受けました。
全ての車をアンロックするのに、30分もかからないでしょうから
ゲームを遊び尽くすのにも、そんなに時間はかかりません。
スタート時は…
後から購入できる車なら大丈夫ですが、
最初から使えるホワイトカーだけは、そもそもパトカーよりも
速度が遅く、絶対に逃げきれないので
「何だこのゲーム?」と、思う人もいるかもしれません。
が、次の車を買えばちゃんと逃げられるようになるので
(むしろ、そこからがゲームの本番ですね)
最初は耐えつつ、お金を集めて
さっさと次の車を買ってしまいましょう。
BGMは割といいかもしれない
ゲームのBGMも1種類ですが、
BGM自体はそれなりに耳に残る感じで、
悪い感じではありませんでした。
ゲームの雰囲気とはあまりマッチングしていないような
気もしますが、
砂漠っぽい感じはあるような気もするので、
これで良いのかもしれません。
曲自体は悪い曲には感じませんでした。
(なお、サウンドのオフの設定もあるので
サウンドなしでプレイすること可能です)
PROコントローラー非対応なのは手抜きに感じる
本作のSwitch版は、
ニンテンドースイッチPROコントローラーには
対応していません。
普段、PROコントローラーで遊んでいる人には
少し面倒に感じるかもしれない作りですね。
最初はJoy-conでしか遊ぶことができないことに
”何か理由がある操作”なのかと思っていましたが
実際に遊んでみるとそんなことはなく、
”これ、普通にPROコンでも操作できるんじゃ?”と
思ってしまうような内容でした。
ゲーム内容・操作的にPROコンでも動かせるはずなのに
対応していない…と、いうのは
ただの手抜きに感じてしまうので、
もし次回作もあるようなことがあれば
やはり、PROコントローラーにも対応しておいてほしいところでは
あります。