「アルマゲドン2012 マーキュリークライシス」は
2011年に公開された映画です。
大量に存在する”アルマゲドン”と名のついた映画の一つですね。
こちらを実際に見た感想をお話していきます。
なお、非常に酷似したタイトルの映画
「アルマゲドン2012」とは別物です。
そちらのレビューは⇒アルマゲドン2012のレビューで
お話していきます。
本記事では「アルマゲドン2012 マーキュリークライシス」の
感想をお話します。
「2012」との違いは?他のアルマゲドンとの関連は?
「アルマゲドン」と名のつく映画はたくさんありますが
どれも”別々の映画”で、シリーズ作品ではありません。
B級映画ではよくあることなのですが
名作と似たタイトルの映画が大量に存在することも多く、
アルマゲドン系の映画もそのような状況です。
元々の「アルマゲドン」と他のアルマゲドンは関連性はなく
続編ではなく、世界観も別々です。
また本作と「アルマゲドン2012」も何も関係がなく
別々の映画で、
本作(アルマゲドン2012マーキュリークライシス)が、
2012の続編だったり、バージョンアップ版、みたいなことも
ありませんので、全く2012とは関係ないので、
注意して下さい。
…知らないと間際らしいですが、
アルマゲドン以外にもジョーズやデイ・アフター・トゥモロー、
エアポートなどなど”似た題名の映画が大量に存在するもの”は
結構多く存在しています。
水星が接近してくる
内容としては「水星」が接近してくる…というものですが、
基本的に他のアルマゲドンと同じように「隕石のようなものが接近してくる」タイプです。
ただ、地場に乱れが発生している点は、アルマゲドン2009と
少し似ていますね。
この水星を止めるために、主人公の博士が
プロジェクト7なるプロジェクトで(この原理はイマイチ不明ですが
突っ込まない方がいいです笑)、水星の軌道を変えることを
目指していきます。
割とやりたい放題な主人公
主人公たちは地球を救うためとは言え、
割とやりたい放題で、
作中では無理矢理機密事項のある施設に侵入したり、
警備員を倒したりしてしまっていて
「え?大丈夫?」と、心配になるような感じです笑
博士に協力してくれる若者たち
(よく何も文句言わずに手伝ってくれてるなぁ…と
このあたりも少し強引な感じも笑)も、
パーツを盗み出したりと、
地球を救うためとは言え、結構主人公たちが
犯罪になりそうなことをしているのがなかなかシュールです。
最終的に地球は救えましたが、
主人公…このあと逮捕されちゃったりしないかどうか
少し心配でした(笑)
※釈明してくれそうな登場人物も途中でいなくなってますし…
吹き替えはちょっと棒読みっぽい人物も…?
日本語吹き替え版は、一部のキャラクターは
妙に棒読みっぽい感じで
(特に宇宙船にいる人たち)、
最初は「え?」と思ってしまいました。
主人公の博士は東地さん(ゲームのバイオハザードでクリスを
演じていたり、他にも色々演じられてますね)で、
とてもいい感じで、他のキャストも大体は問題ないのですが
宇宙船の方にいる人たちが妙に違和感があったのが
個人的には少し気になりました。
(どうしても気になる人は字幕で見れば良いのですが)
少し変則的な部分も
アルマゲドンシリーズは”何か”が地球に向かってくるケースが多く、
大体は「隕石(あるいはそれに似たもの)」が地球に迫って来るというものに
なっていますが、本作では隕石の代わりに水星になっていて、
地球に地場の乱れも発生しています。
磁場の乱れも発生するアルマゲドンは
そんなに多くない(2009とか)ので、
この点は少し変則的な感じでしたね。
2009の地場の乱れでは電気系統に異常が生じたり、
感電騒動が起きたりしていましたが、
今回(2012マーキュリークライシス)では、
車が浮いて落下してきたり、そういう方面の脅威が
描かれていました。
(結構この車で犠牲になる登場人物が多いですね…)
割とメインの犠牲者が多い
終盤にかけて、メインキャラが次々と犠牲になっていき、
アルマゲドン系の中ではメインキャラの犠牲者が多い
作品でした。
最後の方は特に雑にリタイアしていく登場人物が多く(笑)
主人公と因縁のあるエドワードが
施設の爆発であっけなくリタイアしたり、
主人公と面識のあるジェニファーが突然遺体になっていたり、
なかなかシュールな展開でした。
「この人は生き延びそう」という人まで
リタイアしていくのは少し意外性もあって良かったですね。
作中の犠牲者ネタバレ
「アルマゲドン2012 マーキュリークライシス」の作中で
犠牲になってしまった登場人物たちをご紹介していきます。
作中の時系列順に並んでいます。
〇リー
宇宙船のクルー。最初に地場の影響を受けた際に命を落とす。
〇マーシャル
宇宙船のクルー。トラブル時の衝撃で負傷し、操縦を終えた直後に
倒れてそのまま息を引き取る。
〇マシュー
主人公の友人。移動中に磁力に引き寄せられた車に巻き込まれて
命を落とす。
〇ブルック
クリスの恋人。施設に向かう際の事故で犠牲になる。
〇エドワード
施設責任者。ミサイルによる隕石の破壊を試みるも失敗、
その後、磁気の乱れによって施設に落下物が直撃して犠牲になる。
〇ミシェル
施設の職員。エドワードと同じく施設に落下物が直撃して犠牲になる。
〇ジェニファー
施設の職員。施設から予備施設への移動中に事故に遭った模様で、
ジェームズたちが車の残骸と遺体を発見する。
〇他のアルマゲドンのレビュー〇
・アルマゲドン2009
2009では「磁気嵐」によって地球が危機を迎えています。
・アルマゲドン2012
2012版は、ブラックホールによって滅亡の危機を迎えます。
・アルマゲドン2020
隕石が落下してくる王道的な展開です。ただし、悲惨さを示す描写が薄めです。
・アルマゲドン2021
2021は「隕石」が地球に近づいて来る王道タイプのシチュエーションが描かれます。
・アルマゲドン2022
月と地球視点の2つの視点で描かれる作品です。
・アルマゲドン2024
地球に接近する隕石を破壊するため、5人の精鋭が直接隕石に上陸して破壊を目指します。
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