「A-JAX」は
コナミから発売された縦スクロールシューテイングゲームです。
グラディウスなどのイメージから
どうしてもコナミと言うと、私は横スクロールシューティングゲームを
思い浮かべてしまいますが
(実際、コナミは横の方が多い気がします)
これは、縦スクロールのシューティングゲームですね。
こちらを実際に遊んだ感想をお話していきます。
どの機種で遊べるの?家庭用移植は比較的最近までなかった
A-JAXは、最初はアーケード向けに発売されたゲームで、
時代としてはファミコンなどが全盛期の真っ最中のゲームですが
同社のグラディウスなどとは違い、家庭用ゲーム機向けに移植
されることは、当時はありませんでした。
そんなA-JAXが初めて家庭用ゲーム機に移植されたのは
2015年のことで、発売からもうすぐ30年が経過するタイミングで
ようやく初めての移植が行われた、という作品になっています。
その後はぽつぽつと移植が行われて
現時点では、
・プレイステーション4
・ニンテンドースイッチ
・XBOXONE
の3機種で遊ぶことが可能になっています。
PS4とスイッチには
「アーケードアーカイブス A-JAX」と、
「アーケードクラシックス アニバーサリーコレクション」が
それぞれ発売されており、
XBOXONEは「アーケードクラシックス アニバーサリーコレクション」のほうだけ
発売されています。
アーケードアーカイブスの方は単体での移植、
アーケードクラシックスはコナミの当時のゲームを
多数収録した作品で、その中に「A-JAX」も収録されています。
※私がプレイしたのはPS4版(アニバーサリーコレクション版)になります
難易度が高い気がする
慣れるまでは結構難易度が高い印象ですね。
敵の攻撃が想像以上に激しい場面も
多々あるので、
シューティングゲームが苦手な人だと
かなり苦しいと思います。
アニバーサリーコレクション版で難易度を
一番低く設定してプレイしても
それなりに敵の攻撃は派手で、
グラディウスと比べても難しい印象を受けました。
理不尽な難しさ、とまでは行きませんが
結構難しいので、苦手な人は注意です。
3Dのステージもある
基本的には縦スクロールのシューティングゲームですが
ステージによっては奥に進んでいく
3D形式のステージもあり、これはなかなか面白いシステムでした。
3Dのシューティングゲームはいくらでも今の時代、ありますが
当時の時代からすれば、
このように縦スクロールと3Dのステージが出て来る作品は
珍しかったのではないでしょうか。
3Dステージの方があっさりとしていて
短めな感じではありますが
ステージごとの個性が出ていて、これは良いと思います。
演出は全体的に派手
”当時の技術の範囲内で”という目線で
見ると、演出面もなかなか派手で
効果音やサウンドなども含めて
努力が見られる作品に感じます。
もちろん、このゲーム自体は1987年の作品なので、
どうしても現代水準で考えれば
それなりの演出でしかないのですが、
この当時の作品としては色々工夫されているようにも見えますし、
演出面にもこだわりを感じる作品です。
ストーリーが想像以上に重い
ゲームをプレイしているだけでは
割とステージの雰囲気は明るいステージが
多いですし、
ゲーム中に登場人物が堂々と出てきたり、
ムービーシーンが挿入されたり、
会話が長々と再生されるわけではないので、
全然分からないのですが、
テキストのストーリーを見ると
想像以上にゲームの世界の状況が
「やばい状況」であることが伝わってきます。
そんなにギリギリの戦いをしていたのですね…(汗)という
感じですね(笑)
ゲームを遊ぶだけではあまり分からない部分ですが、
このストーリーを知っているか知らないかでも
随分このゲームの見え方が変わってくるので、
興味があれば、一度見てみても良いと思います。
ステージ数は…?
ステージ数は全部で8ステージが
用意されています。
ステージの数としては平均的な感じで
長すぎず、短すぎず個人的には
ちょうど良い感じに思います。
全てが縦スクロールのステージではなく、
3Dのステージなどもあるほか、
ステージごとの雰囲気の個性も
出ていて、全体的に悪くない作り、という印象ですね。
ずっと宇宙空間を漂う…という感じではなく
ちゃんとステージごとにある程度の個性づけが
されているのは好印象です。
A-JAXの続編は発売されているの?
A-JAXの続編は発売されているのかどうか。
こちらに関しては残念ながら
「A-JAX2」というシューティングゲームは
存在しておらず、
続編が発売されることはありませんでした。
その後は、家庭用ゲーム機への移植だけに
留まっている状態ですね。
コナミのシューティングゲームは
グラディウスやツインビー、パロディウスなど
有名どころ以外にも色々と出てはいるのですが
(例えばこの作品もそうですし「サンダークロス」や
「ゼクセクス」「トライゴン」など、色々出ています)
そのほとんどが、長々と展開が続いていた作品は少なく、
1作品で終わっていたり、発売されても数作品程度で
あることが多いのが現実です。
A-JAXに関してもこの後続編が作られることはありませんでした。
今後も続編となると厳しく、
シューティング自体の売上が厳しい時代に
もしもコナミが新作を出すとすれば
やはり”グラディウス”が優先されることになるでしょうから
A-JAXの続編の発売は、厳しいと思われます。