「3Dシューティングツクール」は
アスキーからプレイステーション1向けに発売されたタイトルで、
家庭用ゲーム機向けに発売されたツクールシリーズでは
唯一、シューティングゲームを作ることを
楽しめる作品となっています。
こちらのゲームを実際に遊んだ感想を
それぞれお話していきます。
遊べる機種は?
「3Dシューティングツクール」を
遊ぶことができる機種は、下記の通りとなっています。
・プレイステーション1
現時点ではこの機種以外に移植などは
行われておらず、
ゲームアーカイブスなどでの配信も
残念ながら行われていません。
3Dシューティングゲームを作れる作品
本作で作ることができるのは”3Dシューティングゲーム”です。
一番有名どころで言えば”スターフォックス”シリーズのような
感じのシューティングゲームを作れるということですね。
「グラディウス」シリーズなどの横スクロールシューティングや
「ゼビウス」シリーズなどの縦スクロールシューティングゲームの
ようなものは、本作では作れませんが、
シューティング系のツクールシリーズは家庭用ゲーム機向けには
これだけなので貴重な作品です。
ツクールシリーズ初プレイの作品だった
個人的には、ツクールシリーズを始めてプレイしたのが
この作品でした。
始めてだったこともあり、自分でゲームを作ることができる、という
内容はとても面白く感じましたし、
後に、他のツクールシリーズも購入するきっかけになった作品です。
テンプレートのようなものを使って作るとは言え、
それでも十分に作る楽しさは味わうことができると思います。
作るのは簡単なの?
ツクールシリーズの中にも比較的簡単なものから
難しいものまでありますが
本作はシリーズの中でも比較的簡単で手軽に作ることができるように
感じました。
当然、難しいプログラムとかそういったものは
ツクールシリーズでは求められませんし、
”遊びでゲーム作りをする”という点においては
ちょうど良いぐらいの難易度であると思います。
”サンプルゲーム”も入っていて、
それを参考にすることもできますし、
当時はまだ”説明書”がついている時代で、
かなり分厚い説明書がついているので、
そういった点でも”分かりやすさ”としては
十分にあるかと思います。
”細かい部分まで使いこなす”には
ある程度の練習・勉強も必要にはなりますが
”とりあえず適当にゲームを作る”ぐらいであれば
そんなに難しくはありません。
作れるステージ数が少ない
本作では、作ることができるステージ数は「4」となっており、
各ステージにも容量に限りがあるために、
普通のシューティングゲームのようなボリュームの作品は
作ることが出来ずに、少しボリュームの少ない感じの
作品しか作ることはできません。
(強引にループ処理を使って、同じ空間を使い回したりすれば
多少は長くできますがそれでも限界はあります)
欲を言えば、もう少し(せいぜい6ステージぐらい?)は
作りたかったような気もします。
メモリーカードの消費ブロック数が8なので
お好みでステージデータ(1ステージあたり2ブロックぐらい?)を
プラスできるようになっていると、より良かったかもしれません。
BGMもなかなか良い感じ
ツクールシリーズはいつも割とBGMも
良い感じの曲が揃っていて、
本作もなかなか良い曲が揃っていました。
曲名は分からないために、どの曲がいいと
文章で伝えることはできませんが、
どの曲もなかなか良い感じで、
シューティングゲームらしい曲もあったので
BGM自体のクオリティは良い感じです。
サンプルゲームも良い感じ。参考にもなる
本作には”サンプルゲーム”が収録されており、
3Dシューティングツクールを使って作った作品のサンプルを
楽しむことができます。
(最近のツクールはネットで他の人が作ったものを遊んだりもできますが
この頃はまだ家庭用ゲーム機はネットにつなぐものではなかったので
そういうことはできませんでした)
このサンプルゲームを実際に遊んでみると、
3Dシューティングツクールでもここまで作れるんだ!という
驚きも感じますし、
かなり参考にもなるので、
こういったものが収録されているのも良い点ですね。
バグ?作るのが下手?
本作で遊んでいる際に気になったのが
中ボスとして設定した敵が、自機に接触してしまうと
その敵が消えてしまい、
先に進めなくなる現象が、プレイしていて
何度か起きました。
何か解消する方法があるのかどうか、
当時探して見ましたが
結局”ボスが自機に接触しない範囲しか動かないようにする”
ぐらいしか対処法が見つかりませんでした。
単に作るのが下手なのか、
バグなのかはちょっと分かりませんでしたが
何度かそういったことに遭遇したのは
少し気になる部分ではありました。
ただ、全体的には動作も安定していて、
作りやすい作品であるとは思います。
やり込み要素はあるの?
本作はあくまでも”ゲームを作る”ことを目的としたゲームなので、
良くも悪くも”自己満足”で楽しむゲームです。
何かステージをクリアするような要素はありませんし、
隠し要素がアンロックされていくような要素はないので、
”作る側”に全く興味がなく、”ただ単に遊びたい”という人には
本作は向いていません。
サンプルゲームも収録されてはいますが、
それをクリアするだけなら、すぐに終わってしまいますし、
サンプルゲームをクリアしたから何かが解放されるとか
そういう要素があるわけでもありませんので、
”作る”ことに一切興味がないのであれば
他のタイトルを探した方が良いかとは思います。
⇒PS1ソフト レビュー一覧に戻る
その他のPS1ソフトのレビューは↑からご覧ください!

